お店を出すために抑えておきたい大切なコト。vol.12
-物件調査のチェックポイント レイアウト編-
物件を見に行った時に確認したい設備に関しては
抑えておくべきポイントはわかって頂けたでしょうか。
もちろん、最終的には工事を行う工務店さんに
しっかりと調査をしてもらう必要がありますが
事前の調査段階で、ある程度の確認を行う事も大切です。
例えば、事前に話せば難しいとわかる内容を
話さずに、いろいろ調べた後になってから
結局難しいですとなってしまうと、いたずらに時間もかかっちゃいますし
時間を待ったうえで、ダメとなってしまうと落胆度合も大きいものです。
逆に、時間があれば、違う方法を検討する可能性も出てきますから
早め早めに動き出すという事は非常に良い結果につながりやすいかと思います。
さて、本題のレイアウトについてですが、
町に売ってる本なんかでは、広さによって席数をはじく目安もあります。
飲食店では坪数×1だったり、坪数×1.3だったり1.5とか2ってのもあります。
要は、あまりあてにならないってことです。
形によっても変わるでしょうし、四角くても間口といって
建物の幅によっても変わってきます。
細長ければカウンター席しかつくれませんし
ちょっと余裕があれば、2人テーブルがおけたり
もう少し余裕ができれば4人テーブルといった具合。
中途半端な通路しか取れないというケースもあります。
それよりも、何席必要かとういう事を優先的に考えてください。
20席は必要、多ければ多い方がよいか、きっちりがよいかという感じです。
これは、事業計画に反映されます。
売上目標を記載しているかと思いますが
要は、席数に対して客単価×回転数で
一日の売上が決まってくるからです。
8席しかとれないものと、15席とれるものでは
それぞれの数字やお店に対する考え方も変わってきますよね。
必要な席数をしっかりと頭にいれる事が
レイアウトで抑えておきたい大切なポイントなんです。
必要な席数をしっかりと抑えた上で
現場を見て頂くと、自然と席数を数えはじめると思います。
1.2.3…といった感じです。
あくまでも、イメージにすぎませんが、15席いけそうだなとか
20席以上とれそうなんじゃないかといった感じです。
そして、この空間だったら15席は確保したうえで
ちょっとゆとりのあるレイアウトにした方が
考えているイメージに近づきそうという感じで話が膨らむと思います。
美容室さんでも同じです、
スタイリングは○席で、シャンプーが△席という感じ。
整骨院さんだったらベッドが何台という感じ。
そして、そんなイメージも含めて
工務店さんだったり、デザイナーさんと
打ち合わせをしてみてください。
きっと、今まで以上に具体的に
現場での打ち合わせができると思います。
話も膨らんできっと充実した時間になると思います。
余談ですが、僕たちは、お店づくりには基準なんかないと思っています。
物件だって同じものは一つとありませんし、お客様だった同じ方は一人もおられません。
お客様が二店舗目や三店舗目をお考えてなられたらありえるかもしれませんが、
すべてが違うから面白いと思うんです。
すべてが違うから毎回一から考える事ができます。
その場所のお客さんだったり、空気感だったり
どんなものが喜んでもらえるのか、楽しんでもらえるのか
お店創りの醍醐味ですよね。
物件を探す時に一番大切なコトかもしれません。
その場所の空気感と、これから作るお店のイメージ合うかどうか
ただイメージが先行しすぎるのも要注意なんで、
必要な席数だったり、部屋数だったりはしっかりと
ある程度でも抑えるようにしてくださいね。
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