成功するための3つのポイント
やりたいことを決める
実はこれを決めずにオープンの準備をする人が結構おられます。物件が決まってから、やりたいコトを考えていては、なかなか良い物件に出合う事はできません。なぜなら、良い物件とは「やりたいコト」によって変わるからです。
メインストリートでガッチリお手軽スイーツを販売したいという場合と裏通りでゆったり贅沢スイーツを堪能してほしいという場合ではどうでしょうか?売るものが同じスイーツでも、当然コンセプトやターゲットに対して物件の探しかたは変わってきますよね。 |
物件が決まってから「やりたいコト」を考える。
物件の立地や条件に対して「やりたいコト」を決めていくという流れになってしまい、理想からどんどん離れてしまいます。
例えば
お手ごろの居抜物件を見つけてから、計画を考えたとします。
物件の広さはn坪くらいだから、席数はn席位はとれそうだ、人件費や販管費も考えて、おおよそ売上がn円位は必要だな、そうすると昼は客単価がn円でn回転、夜はn円でn回転。これならなんとかまわせそうだなと言った感じです。
本当にあなたが「やりたかったコト」ではなく、物件に合わせてメニューやサービスを考えなければいけなくなってしまい、少し高めの客単価にしなければならないと、必要以上のメニュー構成にしなければいけなかったり、無理なスタッフの配置をしてしまったりと、満足のいく運営ができず、思っていたのと違ったなという結果になる可能性が高いと考えます。
コンセプトを明確にすることからスタート。
まずは、お店を出店したら何を提供したいか、どんな方に提供したいか、どんなサービスを提供したいか、という事をまずは明確に。
例えば 太りたくないけど一杯食べたいというOLさんをターゲットにおなか一杯になるけど低カロリーなお昼ごはんやさん。といったコンセプトで、得意のヘルシーメニューを提供したいという方がおられるとします。そういった方であれば、やはりオフィス街は、はずせませんが、メインストリートというよりは、ちょっと裏路地あたりで隠れ家的な方が、女性のお客様がお店に入りやすくなる、などの物件の新しい一面が見えてくる可能性もあります。それが、俗に言う掘り出し物件を見つける手がかりになるかもしれません。逆にこういったコンセプトがなかったらどうでしょう、単純にごはんやさんというコンセプトであれば、ここまでお客さんは足を運んで来てくれるだろうかと、裏路地にあることが、ただの不安要素となってしまい、対象の物件が選択肢から外れるかもしれません。そういった事を避ける為にも、まずはあなたの「やりたいコト」をしっかりとイメージした上で計画をスタートする事が成功の1つめのポイントです。
パートナーの基準
オープンを一人で準備するというのは大変です、開業準備にはやらなければいけない事もたくさんありますが、物件を探し、内装のデザインを決め、工事を管理しはじめると、とっても忙しくなり、本来やらなければいけないはずの本業のサービスを考える時間が削られたままでオープンを迎える事もしばしばあります。その危険を回避するためにもパートナーとの連携が非常に重要なのです。
オープンまでの準備期間はとっても短い!
平均的な飲食店で工事期間1ヵ月
エステや理容系の短いところで工事期間2週間
準備しなければいけないことは盛りだくさん!
物件探し・内装デザイン・サービスメニューの検討・広告宣伝・スタッフ研修ect...
ばっちりオープンを迎える為にも、パートナーの基準は、あなたの思いをしっかり聞いて理解してくれる人」が良いと思います。 さらにその上で的確なアドバイスを行う。 そういった方をパートナーとして探されることをお勧めします。
すぐに相談できる環境
あなたは、物件が決まってから工事の相談をしようと考えていませんか?
不動産会社さんで物件を探し、工務店、デザイナーさんに工事を見積もってもらう、確かに当然のように感じますね。
しかし、よく考えてみてください。物件の決め手とは何でしょうか。もちろん立地や条件も大切ですが。物件のコンディションも大きな決定要因ではないでしょうか。居抜やスケルトンといった内装状況や電気、水道、換気、空調、ガス、防災など設備の状況なども加味した上で、必要資金の中で計画が進められるかという判断を物件ごとに行わなければいけません。
そういった場合には専門的な知識が必要になります。しかし物件を案内してくれる不動産会社さんでは業務範囲外になる為、そこまでの知識を持ち合わせておられる方というのは少ないように思います。その為、そういった場合には必ず工事を行う会社さんに物件を一緒に見てもらいアドバイスを受けられるようにしておく事をお勧めします。できれば、事前にあなたの「やりたいコト」をしっかりとお伝えしておくのがベストでしょう。よさそうな物件があれば、すぐに一緒に内覧に来てもらい、その場でアドバイスをもらう。時間の短い準備期間ではそういった事前準備がとっても大切です。
物件をみつけてから、はじめて工事を行う会社さんを呼んだ場合を想像してみてください。 アポイントをして数日後、現地に来てもらい現場の調査を行ってもらいます。その後はじめてこういったお店をやりたいんですと一から説明を行う。それだけでも、2~3週間が過ぎる可能性もありますし、これではとっても時間がもったいないですね。 |
無駄な時間を省く為にも、トータルで専門的なアドバイスを受けられる環境を作っておきましょう。