地域の人に親しまれる出町枡形商店街からすぐ。2019年5月、御所北エリアの閑静なマンションの一角に「鮓はやし」がオープンしました。
店主は、東山のラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル京都」内にある寿司店の立ち上げに関わったという林喜生さん。「静かな場所でお店をやりたかった」という言葉どおり、半地下のお店は隠れ家のような落ち着いた雰囲気です。
今回、コトスタイルでは物件の仲介と設計・施工を担当させていただきました。理想の物件に巡り合うまでの経緯や、内装について詳しくお話を伺いました。
前編・後編の2回に分けてご紹介します!
WEBサイトの施工事例を見て
コトスタイルさんに決めました
――林さんは、今回の独立までは「フォーシーズンズホテル京都」内の寿司店にいらっしゃったとか。
林さん:はい、「鮨 和魂」の立ち上げの時から関わっていました。寿司の握りの形や大きさを統一したり、皆さんに同じサービスを提供できるよう、受け答えの内容も訓練していましたね。その前はスイスのホテルで和食やバンケットを指導する講師をしていました。料理をはじめて20年ほどになりますが、修行時代は和食やイタリアンも経験しています。
――お料理の道をずっと歩まれているのですね!独立を考えたのはいつ頃だったのでしょうか。
林さん:帰国の際に独立を視野に入れていて、「フォーシーズンズホテル京都」で働いている当時から少しずつ物件を探しはじめていました。
――そうだったのですね。コトスタイルはどのようなきかっけで見つけていただいたのでしょうか。
林さん:コトスタイルさんは、インターネットで情報を集めていたときに見つけました。施工事例を拝見して、いいかんじのお店が多いと思いまして。見た目の良さで決めました(笑)。
――ありがとうございます(笑)。今回、コトスタイルは物件探しからお手伝いさせていますが、どのような条件で探しておられたのでしょうか。
林さん:繁華街からははずれた落ちついた場所がいいと思っていました。あとは、カウンターだけのお店をやりたいと思っていたので、それに最適な広さと家賃が手ごろであることでしょうか。当初は京都御所の南側を中心に探していたのですが、なかなかピンとくる物件には巡り会えませんでした。コトスタイルさんに伺う前から物件探しはしていたのですが、お願いしてからも1年近くは探していたのではないでしょうか。
――なるほど。この物件を選んだ決め手は何だったのでしょうか?
林さん:実は、こちらは前のお店があった当初から「いい物件だな」と思っていました。半地下の隠れ家のような雰囲気で、上の階のマンションも新しく清潔感があって、少し広めではあるものの、ちょうどいいなと。何度か通りがかっているうちにそのお店が閉店されていたので、スタッフの矢原さんに聞いてみたら「空きますよ」とお返事いただいたんです。
――すごい巡り合わせですね!
林さん:タイミングが良かったですね。先に申し込みをされている方もいらっしゃったのですが、運良くこちらに決まりました。正式に物件が決まる前に図面を起こしていただいたのですが、こちらがイメージしていた以上に細かいところまで考えていただいて、とても助かりました。居抜き物件ではあるのですが、ほとんど一から作り直していただいたので、イメージが固まるまでいろいろ要望を聞いていただきましたね。
――理想の物件に巡り合って、いよいよリノベーションに入られるのですね。どんなやり取りがあったのか、さらに詳しくお聞きできたらと思います!
次回は、実際のリノベーションがどんなものだったのか、詳しく伺っていきます。
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