13期も1Qが終えたので

変わるんじゃなくて、より良くするという時期

12期が6月末で終わり、気がつけば3ヶ月が経ったので

今日は久しぶりに最近思うことについて書こうと思う。

1年の4分の1が、もう終わってしまったという状況は焦るけど

長期的に振り返ると、気がつけば12年も

仕事が出来ていることに、まずは感謝しかない。

 

12年前に創業した当初は、店舗に特化して物件も扱う設計施工の企業はなかった。

そして、テナント情報をウェブサイト上に公開する不動産会社も少なかった。

そんな状況にビジネスチャンスを感じてコトスタイルを起ち上げた。

人の成功を必死で応援する会社という企業理念を掲げ

これから創る会社では、人が成長できるような場所にしたいという想いを抱いて創った。

 

長男が0歳のときに起業したけど、起ち上げたばかりの会社に仕事はなく

0歳の息子の面倒を見てくれる妻に毎日出社するのが後ろめたかった。

本当に苦しい日々で、なんてことしてしまったんだろうと思うこともあったけど

社会人になってから、ずっと抱いていた個人的な夢だったから

どんな事があってもやりきってやろうと、ほんと必死だった。

 

はじめは、友人に助けてもらうことが多く、

今でも本当に繋がりに感謝しかない。

そして、少しずつ出店に対する相談件数も伸びた結果

今は300店舗を超える出店にも携わらせてもらっている。

本当に、何が理由でこうなったのか正直わからない。

 

ただ、言えるのは、決して順風満帆に事が進んだわけではないし

今も、決して順調に経営ができているとは思っていない。

結局、この感じはずっと心に抱かれていて、

ひとつずつ、壁を乗り越えるのが人生なんだろうなって思う。

 

創業して、すぐにホームページを起ち上げようと考えていたけど

資金がなくて、必要な資金を借り入れようと思ったけど、

借り入れる為の方法がわからんくて、創業セミナーに参加したけど

そこで、準備不足を指摘されて借り入れどころじゃない自分の状況を知り。

これは、正直まずいなと心の中ではわかっているものの

引き下がるわけにいかないという感じは今でも覚えてるし忘れることはない。

 

講師の方から事業計画書が必要な事を教えてもらって

全く準備せずに創業した自分が本当に何も知らないと反省しながら

半年は、家賃を払いながら事業計画書を書くという始末。

でも、その半年のおかげで今の事業モデルができたというくらい

考える事に大切さを学ぶ良い機会になったと今では思ってる。

 

ようやく計画書も完成して、多くの支援してくださった方のお墨付きを頂き

必要な資金を借りて、今のホームページを作るに至って、ちょこちょこ相談が増えた。

そんな、創業期は一人ぼっちで本当に苦しかった。

前職の友人や、同業種の先輩、経営者の会でも厳しい言葉を浴びせられられながらも

もうとにかく必死で生き残ることだけを考えていた気がする。

 

すると少しずつ、仕事の成果が生まれてきたことで変化も起こった。

色々な情報で知って頂いた方から相談も増えたし、

京都商工会議所の創業セミナーにゲストとして登壇させてもらったり

創業に関する自社出版の本を書いたら、図書館に置きたいと連絡を頂いたり

そんな創業にまつわる本を京都新聞で取り上げてもらったり

他にも、業界雑誌や新聞に取り上げていただきながら気づけば今という感じで

見てくれている人は見てくれているんだなと感じた。

 

創業するということは、本当に簡単なことじゃない。

でも、今振り返って思うのは、本当にやって良かったと思える。

気がつけば10人ほどの組織になっていて、気がつけば

自分が独立したいと必死で思っていたはずが

今のメンバーや関わる人達の事を真剣に幸せにできるような

経営が本当に出来ているのかと考えるようになっていた。

 

ここまで来るのにあたっても、書ききれないくらい色々な事があったけど

全て自分の経営者としての知識のなさ、力のなさだと思っている。

そんなときにコロナという病気が流行りだした。

何をやるべきかと考えた答えが、経営を学び直したいという思いだった。

 

この危機的な環境の変化に何もできずに終わりたくない。

ここまで助けてくださった人たちとの縁を終わらせたくない。

なにより、頑張ってくれているスタッフを路頭に迷わせたくない。

ピンチはチャンスとよく言ったもので、

多分、何かをやるタイミングなんだろうと思って

以前から少しきになっていた経営学修士の取得を決意した。

 

そして、単科生となって1年学びながら本科生となって1年半。

約2年半本業の傍らで学びを続けさせてもらっているけど

知らなかった事ばかりで、自分の力のなさを感じるだけではなく

自分の力のなさが、多くの人を苦しめていると感じるくらいに

経営という仕事の重さを感じさせてもらっていると思う。

 

そして、13期がはじまり学んだことを振り返りながら

様々なことを見直し、経営という仕事を改めなおす覚悟で計画を立てた。

企業理念やミッション、ビジョンを今のカタチへと変えるところから

現時点で考えられる持続的に成長できる企業のロードマップを描いた。

マネジメントシステムやオペレーションシステムなんていうと

硬い感じに捉えられるかもしれないけれど

自分たちらしさであるスタイルを言語化し伝えるところまでやった。

 

もちろん伝えるだけではだめで、伝わらないと意味がない。

その為には、これから日々仕事の中でいかに

リーダーシップを成長させながらコミュニティを育てられるかが

今、僕自身がやらなければいけないことで

結果、それが年始にたてた組織文化の醸成につながると思ってる。

 

色々と変わることに対する抵抗もあるけれど

変わるんじゃなくて、今のすごい良い部分をより具体化して

これから増えていくメンバーにも伝わるような

組織文化を今のうちにつくっておきたいということを

しっかりと丁寧に伝えていかないといけない。

 

ほんとうに良い人が長く働いてくれている職場でもあり

さらに、本当に起ち上げて1件目の案件からお世話になっている

パートナー企業さん(職人さん)もいてくださる。

だから、別に言葉にする必要はないのかもしれないんだけど

やっぱり、言葉として誰もが共有できる事が重要であり

それが自信に繋がってくれると本当に嬉しいし。

次の挑戦に向けての土台にもなると思うし

伝え、伝わり、伝搬しながら、良い組織となって、良いサービスが生まれる。

12年やってきたことをさらに良いカタチにしていければと思う。

 

13期はまだはじまったばかりだけど

もう時間があっという間にすぎることもわかってきたので

ガンガン加速させてやりきろうと思う。

 

 

カテゴリー: MBA(経営学修士), ヒトリゴト, 仕事論   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

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