成長の技法

逆境をいかに捉えるかで成長につながる

 

 

人には7つの壁があり、それを乗り越える為の技法が書かれており

ものすごく腹に落ちる一方で、その体得には相当の覚悟が必要。

しかし、このような考え方をする事は、確実に自らを成長させられるし

人の成功を必死で応援する会社という企業理念を掲げている僕たちにとっては

社是にしたいくらい、一文一文が刺さる本だった。

 

7つの壁と、乗り越えるための技法は読んでほしいけど

いかに、逆境を受け入れるかによって人は成長できるか、できないかが決まる。

辛いことや、想定外のこと、また関係ないことすら受け入れて

自らが成長できる解釈力を持つ訓練を行うという事には感銘を受けた。

この考えは、必ず獲得したいと思うし、日々の全てを受け入れる覚悟で生きようと思う。

そして、僕自身の行動がスタッフや家族へと影響を与えられるようになり

自社や家族、関係する人々へと伝わり、人が人によって成長できる場を創れると感じた。

 

実は、自らの経験でも思い当たる節がある。高校時代のサッカーがそうで

当時は、選手権に憧れて自分の実力を知らずに

地元の紫野高校ではなく山城高校に勉強で受験してまで

通う覚悟を決めサッカー部に入部した。

 

しかし、そこには全国大会3位のメンバーや、クラブチームの精鋭

トレセンメンバーなどすごい奴らが20人を超えるような場所で

正直若い自分には受け入れるのがとても困難だった。

自分には無理だ、できない、やめようかなと思った。

でも、結果友人が朝練に誘ってくれたおかげで、Aチームへと昇格できた。

 

この経験、彼も同じような立場であったにも関わらず

自分とは真逆の解釈で逆境を乗り越えていく姿を学ばせてもらった。

この友人がいなかったら、今の自分は違う事をしていたと思う。

 

まさに、自分は逆境や困難から逃げようとしていたが

友人は、逆境を受け入れて自らが成長できる場だと解釈した。

この差は、明確であり、この逆境力こそが自らを成長させる。

 

働きはじめの企業は、とてもブラック企業で1週間帰れない事もしばしば

高速道路で眠ってしまい、運転中殴られて起こされるという企業だった

そして、仕事も投げっぱなしだけど、前日に進捗を報告すると叱責をくらい

また、夜も眠れずに修正作業に追われ、先輩をも巻き込む。

こんな仕事やめてやると思い、夜逃げしたが、ここでも逆境から逃げている。

 

そして東京へ状況し入社した企業はそこまでひどくはなかったものの

終電や泊まりでの仕事はしばしばあり、いかに現場を管理するか

という仕事の進め方も、教えてもらえない状況だった。

だけど、東京まできて逃げるわけにはいかないと必死で職人さんに教えを聞きながら

現場を必死で管理することができるようになっていた。

逆境を超えて、成長できた瞬間だったと思う。

 

さらに京都に帰ってきて、自ら起業しようというときにも

両親の反対があった。しかし少し成長していた自分は

何をすれば起業できるのかという事を前向きに考えられるようになっており

ベンチャー起業に勤める。そして不動産も学ぶと決めて働き

現在の仕事の土台づくりに勤しんだ。

同時に宅地建物取引士や一級建築士の資格をとり、起業に向けて全力で生きた。

そして、今、目標としていた起業をするに至っている。

 

このように、逆境を受け入れ、いかに解釈を捉えるかという事で

逆境を与えてもらえた事に感謝し、逆境を超えるという事が成長につながると

本書では、さらに深く深く、記載されている。

今自分は明日死ぬ覚悟で生きているか?

本当に残された時間を必死で生きる覚悟を持てているか。

うまくいかない事を、他責にしていないか。

すべては、自分で切り開くしかない覚悟を持てているか。

残された人生をいかに成長できるかという事に、

このタイミングで向き合えた事を本当に感謝したいと思う。

 

カテゴリー: ヒトリゴト, 仕事論, 読書メモ   タグ:   この投稿のパーマリンク

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