今の消費者が求める外食スタイルとは?データで見る店舗作りのヒント
飲食店をオープンしようと考える皆さま、
今の消費者がどんな外食スタイルを求めているか気になりませんか?
コトスタイルでは、株式会社ファンくる様のメルマガで紹介された
「ファンくる」会員の方々を対象にした意識調査レポートを参考に、
最新のトレンドをもとにした考察をお届けします!
2024年9月に行われたこの調査によると、
なんと約80%の方が夜に外食を楽しんでいると記載がありました。
一方で多くの方が「2時間以内」で食事を終えているというデータも。
このトレンドから、長居しやすいカジュアルな空間も良いですが、
「サクッと食べて気軽に出られる」ようなデザインも人気の秘訣になりそうだなとかんじました。
トレンドに流されすぎるのは、正直おすすめはしませんが
大きな人の行動特性は掴んでおかないといけないと思っており
このあたりは、よく熟考して店舗コンセプトを決めていかないといけないと感じます。
また、グループでの利用も少人数が主流で、
91%が4人以下のグループで来店しているそうです。
確かにコロナ禍以降、大勢での外食が減った印象がありました。
当社の運営にかかわる「枯らし熟成焼肉つつい」でも
4名以下のご予約が多く、数字の実感が湧きますね。
そういう点からレイアウトについても、ヒントがありそうです。
さらに、注目すべきは食事にかける予算でした。
半数以上の方が「一人当たり3,000円以下」を目安に利用とあり、
リーズナブルでお財布に優しいメニューが人気のようです。
しかし、リーズナブルにすることは、客単価が減少することになるため
その分の客数の増加が必須になってきます。
ここで肝心なのが人員とオペレーション対策です。
人件費の上昇なども気になるところですね。
事業計画にはゆとりをもたせることを検討しないといけませんね。
さらにお酒を飲まない方も約半数ということで、
ソフトドリンクやノンアルコールカクテルの充実が求められているようです。
これも実感がありますが、お酒が大好きなわたしにとっては残念なデータです。
でも、こういったリアルなデータと向き合って
お酒以外の外食の魅力をしっかり考えることが大切だと感じます。
最後に「はしご」利用、つまり2軒目として訪れる人も一定数(13%)いました。
13%という数字はかなり少ない印象ですが、そんなことも言ってられません。
飲食店のコンサルティング関係の情報からも事業ドメインを多角化することが進められています。
料理というコンテンツをあらゆる方面で販路を増やしていかなければ
なかなか、期待する売上と利益が確保できないということなんだと感じています。
今回のデータでは、非常に厳しい業況感を感じてしまいましたが
こういった事実を受け止めながらも、柔軟に考え実行することが経営には大切です。
僕達自身も、この数字については危機感を感じながらも
さらに、皆様のお役にたてることを考えていかなければいけないと感じることができました。
昨今はこの様に様々な企業様からのデータが安価に入手することができます
日々忙しい店舗運営の中で、こういったデータを観る時間も限られますが
僕達なりに噛み砕きながら、お伝えしていければと思っています。
さいごまでお読みくださりありがとうございました。
次回のオミセツクルコラムもお楽しみに!
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