⚡️「電灯」と「動力」って聞いたコトありますか?⚡️

 

店舗のテナント設計施工で、電気にまつわるお話です!

先日、とあるテナントで「動力の増設」の施工をさせていただきました。

 

 

ところで、

 

 

\ 「電灯」と「動力」って聞いたコトありますか? /

 

簡単にいうと、

電灯」= 普通の電気。※一般家庭に送られている電気はほとんどこちらの電気契約。
動力」= 強めの電気。※一般家庭ではめったに使わない容量の大きな電気契約。

 

この2つは、そもそもの電気契約が異なるため
電気のメーターも別々に2つ並んでついていることが多いです。

 

 

 

つまり、
「動力」を使いたい場合は電柱から建物への引込が必要なのです。

 

 

すっごくざっくり説明すると電柱の、

 

上:高圧電線

中:動力の電線(高圧電線から、ちょっと弱めた線)

下:電灯の電線(そこから、さらに弱めた線)

 

みたいな感じです。

 

テナント物件であれば、もとから「動力」が引き込まれている物件も多いです。

 

しかし、
”住居跡の物件をお店にしたい”かつ”動力の機器を使いたい”
などという場合は、電柱からの引込が必要なため費用や期間がかかってしまうコトも…

 

京都ならではの事情で、
路地なかの町家だと前の道が狭かったり私道だったり…
観光地では人通りが多すぎて夜間工事になったり…
物件によって事情は様々!

 

今回の物件は路地なかですが、
元飲食店で、すでに引込みがされていたので時間もさほどかからずラッキーでした。

 

今回の工事では、
・動力はもとから引き込まれているので使用可。
・消費電力のやや大きい、たい焼き鉄板(動力機器)を使用したい。

現状の引込みでは建物全体の容量がこころもとないので「動力の増設」の施工を実施。
という流れです。

 

ただし、
「動力」は、お店を開業するにあたって必ず引き込む必要はありません。
ダクトの送風機・エアコン・大型冷蔵庫・熱機器類、などで使われるコトが多く
必要に応じて、動力引込の要不要を検討していきましょう!

 

まず、ご自身がお店で使いたい厨房機器などで
マストで動力が必要なものがあるのか?を把握していく必要があります。

 

注目すべきは、動力の関連ワード

3φ200V
3相200V

 

 

(↑仕様書を見るとたい焼き鉄板の”定格電圧が3φ200V”になっています…!)

 

今回の物件では、たい焼き鉄板を使うために「動力」の存在がマストで必要でした。
お店で使いたいオーブン・コンロ・冷蔵機器など…

上記のワードが仕様書に書かれているか、あらかじめ把握できているとスムーズですね。

 

というわけで、引き込み申請をしつつ

店内では動力機器用のコンセント配線を行なっていきます。

 

 

↑これが、新しく設置した動力コンセント。

見た目もゴツいです。

 

 

鉄板の納品は、後日になるようですので楽しみにしておきます…

 

後日、たい焼きを食べに来たいと思います🐟

 

たい焼きって、お魚のかたちで可愛くて、素敵な食べ物ですよね🐟

 

こちらのお店のオープン情報は改めてリリース予定ですので、

詳細はお楽しみに…🐟

 

 

 

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