お店づくりを経営学的に考えてみる

お店づくりは経営のはじまり

今年の3月でグロービス経営大学院を卒業しまして

昔から憧れてたMBAを無事取得する事ができました。

自社の経営にはもちろん、関わる店舗さんにの力にもなれると

頑張って仕事の合間に予習、授業、復習と学んでました。

まだ、応用科目は引き続き取得中ですが

そろそろ、当社のサイトをご覧の方にも少しだけ

お店の出店に関係のあるところをお伝えしたいと思います。

 

第一回目は経営戦略について

みなさん戦略って言葉を聞いてどんな事を思い浮かべますか?

戦争じゃー!とか、差別化?ビジョン?

個人的には孫氏さんがおっしゃっていた戦を略すというのがしっくりきてます。

まあ、著名な先生方が色々書かれてるのでそこはググって

好みのものを見つけてください。

 

さて、では経営戦略を具体的に考えていきたいと思いますが

みなさんはお店をつくるときに何から考え始めますか?

誰に?何を?どのように提供するか?

これは結構いろいろなところで教えていただくと思いますし

これももちろん大切なことです。

 

だけど、これだと、自分と相手の関わりしかないですよね?

うまいもんつくったらお客さん来るんや!

でも同じ味で安い店が隣にできちゃったら大変ですよね?

当たり前のことを言ってますが、この当たり前をついつい考えずに

自分がやりたいことだけをやろうとしてしまうところに罠があります。

 

経営戦略としてまずは、誰に?何を?どのように提供するか?

本来はもっと深堀りしないといけませんがお店のビジョンや理念をつくり

実現したいことするために誰に?何を?どのように提供するか?を考えます。

 

で、ここで終わってはいけないのが外部の分析です。

そもそも、お店出してお客さんが来てくれるような状態なんだろうか?

例えば飲食店だったら、このあたりの客単価はどのくらいだろうか?

そもそもお客さんが来る動機は安さなの?他になにかあるの?

競合を調べたり、業界自体を調べたり、お客さんを調べたり。

そして、その中でこれだったらやれるというものを見つける。

これが外部環境分析から自社の勝ち筋を見つけるということです。

 

勝ち筋が見つかったらそれをやる!で終わってはいけません。

次に内部環境分析といって実際じぶんところでできるのか?を調べないといけません。

勝ち筋というものを見つけたとき、それを出来る人材はいるのか?

そんなサービスをするお金は用意できるのか?

他にも自分のことだからわかっているで済まさずに調べるということが大切。

そして、足りなかったらどうするのかといったことを考えたり。

 

そして、外部環境分析で見つけた勝ち筋に基づく目指すべき形と

内部環境分析によって見つけた今できること。

これらのギャップがなにかをしっかり把握して、それをどのように補填するか。

このような流れでどのようなお店にするべきかということを考えるということが大切です。

意外とお越しになられるお客様は、やりたい想いはすごく強い一方で

ではそのニーズがあるのか?といった分析をされていない方がたまにおられます。

そうすると、ひとりよがりの事業計画となって厳しい業況になる可能性もあります。

 

だからこそ、そんなことがないように経営戦略として

お客様や競合、業界といった外部環境を徹底的に調べる。

自分の想いはもちろん、自分たちが何ができるのかを徹底的に把握する。

そして目指すべきお店の姿に対してギャップを埋めるために行動する。

これを繰り返しながら行うのが経営です。

 

もちろん、これをブレイクダウンしていけば

人事、財務、マーケティングなど細かく知るべきこともありますが

またこのあたりは少しずつ書いて行こうと思います。

お店づくりは決意したときから経営がはじまります。

時間やお金といったリソースがどんどん失われていきます。

だからこそ、決意する前からでも出来ることはやっておくと

きっと、いざというときによかったと理想のお店に立つことができると思うので

少しずつでもがんばってください。

 

もちろん当社もそんなお客様と向き合いながら

僕達が知っていること、経験で学んだことをお伝えしながら

失敗しないお店づくりを提供できるように

今後も情報発信していこうと思います。

 

カテゴリー: オミセツクルコラム, 事業計画書, 開業サポート   タグ:   この投稿のパーマリンク

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