前回は融資を行うプロセスについてお話してきましたが、今回も創業融資についてのお話をしていきたいと思います!
”事業融資”を受けようとするときには、借入先の金融機関を選択していくこととなりますが、これにはいくつかのパターンがあります。
1)日本政策金融公庫単独の融資
2)民間の金融機関のプロパー融資(保証協会を利用しない)
3)民間の金融機関が保証協会の保証を利用して行う融資
3)日本政策金融公庫と民間の金融機関が連携して行う協調融資
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などなど。
借り入れ予定の資金の額面や返済の計画など諸条件をあわせたとき、自分はいったいどのパターンで創業融資を行うのがベストなのか。
返済計画をたてていくとき何をポイントとして考えていけばよいのか…今回は押えていくべきポイントのひとつ、金利や返済の期間についてお話していきます!
■金利
融資を受けようとするとき、お金を借りることにたいしての手数料がかかるというイメージ。利率は%で考えられることが多いです。
この率は、公庫や各民間金融機関によってそれぞれ違いがあり融資後に一定の目標を達成すると利率が引き下げられるという特典があることも…!
また、保証協会を通す必要がある場合もあります。保証協会とは、金融機関から資金融資をうけるときに公的な保証人となってくれる機関というイメージです。
この要不要については金融機関さんが判断されます。必要と判断された場合には、前述の借り入れの手数料に加えてこちらの保証料も計算に加えていく必要があります。
■返済期間
借り入れたお金をどのくらいの期間をかけて返済していくのか。期間については基本的に自分で設定をしていきます。
月々の返済に当てる額が少ないと負担は少なく利益が出しやすい。
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しかし返済期間は長くなる。
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すると手数料は多く払うことになっていく。
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返済期間を短く設定する。
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月々の返済に当てる額が大きくなり負担が大きくなる。
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このサイクルのなかで、自分はどういった返済計画をたてていくのがベストなのか。。
資金調達のために融資を受けようとするとき、融資後の返済計画をしっかりと立てられるよう仕組みを理解しておくことが大切です!
まずは、どのような融資があるかを調べるところからはじめてはいかがでしょうか。
数年前に比べても融資の種類や内容は変わっています。このようなコロナ禍で融資に対する金融機関さんの変化も感じます。
今、どのような融資があるのかをリサーチして、自分にとって一番ベストな形を探すのもお店を持つための大切な仕事のひとつです。
わからないでは済まさず、わかるまで調べる。今までやっていないことだからこそ、しっかりひとつひとつをクリアして行きましょう。
もしご不明な事があれば金融機関さんのご紹介や個別でのご相談も行っておりますので、ご遠慮無くお問い合わせください。