2019年4月にオープンした「お惣菜バルOkaeri」。前回は、お店をオープンするまでの経緯や、コトスタイルに依頼したきっかけをお聞きしました。
後編では、リノベーションのことやロゴ制作について詳しくお聞きします。
夢に出てきたカエルを
お店のロゴにしてもらいました
──DIYされた部分もあるとのことでしたが、今までご経験があったのでしょうか。
西谷さん:いえ、未経験でした。インターネットで必要な材料や作業のやり方を調べながら進めましたね。
美香さん:工事が終わって綺麗な状態で引き渡していただいたのですが、そこからまだまだやることが山積みで「大丈夫だろうか」と思いました。(笑)
西谷さん:お店の手前にある、樽を使ったテーブルは以前からやってみたいと思っていたので、友人に手伝ってもらいながら作りました。樽はかなり古びた風合いのものだったので、濃い色のニスで鈍く光るような質感を出して、天板を付け、横にブロックを積み上げています。
壁際にある化粧板も自分で塗りましたし、古いサッシ部分を隠す箱状のカバーも作りました。
──以前窓があった場所を、サッシ部分の窪みを利用して飾り棚のようにされていますね。出窓のように空間が広く見えますし、グリーンやイラストが飾ってあるのも素敵です。
美香さん:ありがとうございます。私の知人にお花屋さんをされている方がいて「観葉植物よりも、質のいい造花のほうが成長を待たなくていいよ」と勧めていただいたので、お願いしました。
──ご夫婦ともに、さまざまな技能を持つご友人がいらっしゃるのですね!
コトスタイルでの作業部分についてもお聞かせいただけますか。
西谷さん:カウンターテーブルや、カウンター奥の食器棚、照明などはコトスタイルさんにお任せしています。
美香さん:厨房機器も予算を抑えたいとお伝えしたらIHを提案していただいたり、細やかに対応いただきましたね。飲食店といえばガスだと思いこんでいましたが、業態によっては最近IHを採用されるお店も増えているようです。
西谷さん:工事現場で週1回、2時間程度打合せをしていただき、素材の組合せを決めていきました。
──特にこだわった点はどこでしょうか。
美香さん:当初の予定にはなかったのですが、トイレにピンクのフラミンゴ柄の壁紙を貼っていただきました。海外の雑誌を見て、子供部屋に使われていたものがすごく素敵で、お店にも使えたらと思ったんです。コトスタイルさんにお願いして、イメージしていたものを探し出していただきました。
西谷さん:最初はコトスタイルさんも職人さんも驚かれたようですが、出来上がってみると皆さんにとても好評でした。
──たしかに、可愛らしい壁紙ですね!意外に、奇抜になりすぎず、お店の雰囲気とも合っています。
美香さん:ありがとうございます。最初は最小限の作業にと考えていたのですが、工事が進むうちにやりたいことが増えていきましたね。
──今回は、お店のロゴもコトスタイルがお手伝いさせていただいたとお聞きしました。お店の名前をもじったカエルが可愛いですね。
美香さん:実は、私が見た夢がモチーフになっています。
──夢ですか!?どんな夢だったのでしょう。
美香さん:お店の名前をいよいよ考えなくてはいけないというタイミングで、なかなかいいものが思い浮かばなくて、悩んでいました。ある夜、お店が完成した夢を見たのですが「コトスタイルさんがCG見せてくれたとおりのお店が出来た!」と喜んでいたら、扉に「Okaeri」と書いてあって、そこにカエルもいたんです。
西谷さん:早朝に起こされて何事かと思いましたが、話をきいてみると面白いので、それでいこうということに。コトスタイルにお伝えして、4種類描いていただいた中で最も妻のイメージに近いものを選ばせていただきました。
──お店の雰囲気やコンセプトにもピッタリですね。
西谷さん:夢のイメージ以外にも、コトスタイルさんが用意してくださったヒアリングシートにお店のコンセプトや内容を記入し、そちらを元に作っていただいています。お店づくりはわからないことだらけでしたが、コトスタイルさんにはよくお付き合いいただいたなと感謝しています。
──楽しいエピソードをたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!
これからますます地域の方に愛されるお店になりそうです。
本日は貴重なお話をありがとうございました!