2018年11月23日にオープンした「八百屋 一期一会」。
前回のインタビューでは、物件探しやコトスタイルに依頼してもらうまでについて、
お話を伺いました。
2回目となる今回は、詳しくリフォームの内容を伺っていきます。
——リフォームをする際、鋤田さんからはどのような希望を出されたのでしょうか。
鋤田さん:
自分の好きな八百屋さんに行って、そこの店長さんに
「素人なんですが、八百屋がやりたいんです」
どうやったら八百屋になれるのか教えてもらっていました。
それで、その店に置いてあった、ハイカウンターがものすごくかっこよかったんですよね(笑)
幅がしっかりあって、存在感のあるカウンターを自分の店にも置きたいと思って
写真に撮らせてもらい、その画像を送って
「こんなカウンターを作りたい」って言いました(笑)
——高さが本当に鋤田さんにぴったりですね。
レジカウンターとしても、ちょっとした棚としても活躍しているようですが、
カウンターをはさんでお客様とお話するのにもちょうどいい距離感です。
鋤田さん:
はい、このハイカウンターは店の中でも特に気に入っています。
本当にちょうどいい高さに仕上げてもらいました。
表面には杉板を張ってもらっています。
以前、この物件は、整体のお店として使われていたようです。
床には元々木の板が敷いてあったのですが、はがしてもらったら
キレイなコンクリートが出てきたので、特に手は入れていません。
壁もそのままですね。
あとは、野菜を並べる棚はサイズぴったりに作ってもらいました。
——壁にびったりより沿うように置いてありますね。
中央のテープルもですか?
鋤田さん:
あ、これは自分で買ってきました(笑)
必要最低限の内装をお願いして
そのほか必要なものは、自分でリサイクルショップなどを回って、用意しました。
あと内装以外では、ロゴのデザインも丸投げでお願いしました(笑)
ハンコみたいなイメージで丸くしたいということだけざっくりと伝えて。
あわせて外の看板もデザインしてもらったほか、
お店を始める際に配ったA4サイズのチラシや
3つ折リーフレット、ショップカードなども作ってもらっています。
オープン前は野菜の調達などでバタバタしていたので、
営業ツールもまとめて依頼できたのは助かりました。
——さきほどから取材中もお客様がひっきりなしに訪れています。
道行く人がお店に寄らずとも挨拶されていったり、
オープンして3ヶ月ほどだと思うのですが、すっかり地域に馴染んでいる印象です。
鋤田さん:
ありがたいことですね。
店名を「一期一会」としたのですが、ここで八百屋を始められたのも
野菜が棚に並べられるのも、
人との出会いがあったからこそだと思っています。
そして、一度でも来ていただいたお客様には、必ずリピーターになってもらう!
という熱〜い思いで接客をしています(笑)
——そうなんですね!親しみやすい鋤田さんのキャラクターに、
野菜を買いに来るというより、鋤田さんに会いに来るというお客さんも多そうです(笑)
置いてある野菜もどれもおいしそうですね。
鋤田さん:
軽トラで農家さんのところまで行って、直接やりとりをして、野菜を売ってもらっています。
地元の京都はもちろん、今は長野や岡山、広島、和歌山などの農家さんと取引があります。
お店を始める前、理想とする八百屋さんに行って、
どうやって八百屋を始めたらいいのか尋ねると
皆さんとても丁寧に教えてくださいました。
ですが、8割方「大変だから辞めといた方がいい」と言うんです。
私は反骨精神もあって、逆にやってやるぞ〜!と闘志を燃やしたんですが(笑)
本当にお店をオープンして報告に行くと、「ホンマに始めたんや!」と驚かれました。
——そうだったんですね。
今後は、お店をどんな風にしていきたいと考えていますか。
鋤田さん:
この地域の方にはだいぶ存在を知ってもらえるようになったので、
次は店舗で野菜を売るだけではなく、配達や卸業務も増やしていきたいと考えています。
ゆくゆくは2店舗目、3店舗目の展開も視野に入れて、
そのためには今何をしたらいいのか、どのくらいの売り上げがあればいいのかなど
逆算しながら、業務に取り組んでいます。
——早くも次の展開を視野に入れているのですね!
地域にすっかり溶け込んで、お客様も絶えず来られている「一期一会」さんなら、
その実現も早そうです。
鋤田さん:
2店舗目、3店舗目の内装工事も、
もちろんコトスタイルさんにお願いしようと思っていますよ(笑)
——お待ちしています(笑)
鋤田さん、貴重なお話をきかせていただき、ありがとうございました!
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