京都の町では、和菓子屋さんの前を通ると、
いつも季節を感じることができます。
先月は「柏餅」「ちまき」のシーズンでしたが、
6月に入ると「水無月」が並び始めましたね。
もう召し上がりましたか?
水無月の三角のカタチは、
氷のかけらをイメージしているそうです。
ジメジメと蒸し暑い京都。
室町時代、宮中では、暑気払いに氷を取り寄せましたが、
庶民には手が届くものではありませんでした。
そこで、貴重な氷を模してつくられた和菓子が、水無月。
上にのった小豆には、悪魔払いの意味があるそうですよ。
ことし後半の無病息災を願って、
おいしくいただきたいですね。
さて。おいしさはもちろんのこと、
アイデアが楽しい水無月に出会いました。
上から見ると、ふつうの水無月に見えますね。
では、横から。
そう。水無月ケーキです。
大納言あずきを使って、京都らしい和のテイスト。
白い部分は、ホワイトチョコのムース。
底の生地の、さくさくとした歯応えが絶妙です。
また、ココナッツ味なので、甘いのに、さわやか。
この時季にぴったりの食べやすさです。
和洋折衷に加えて、トロピカル感。
ユニークな組み合わせが、
不思議と好相性で、とってもおいしい!
水無月ケーキを求めて訪れたのは、こちら。
阪急西院駅から徒歩10分ほどの洋菓子店、
菓子職人さん。
http://www.kashishokunin.co.jp/
水無月ケーキの他にも、
とても種類が豊富で目移りしてしまいました。
いつもの和菓子の水無月プラス、
ことしはケーキも!
梅雨シーズンも、
京都ならではのお楽しみ、
そして、お店独自のアイデアに出会えると、
気分がアガッて晴れやかになりますね。