和菓子 いけだ

 
 
地下鉄の北大路駅から、今宮通りを西へ…
堀川通りを少しこえたところにある「和菓子・いけだ」様。
京都の和菓子店で、約20年経験を積まれたあと、
小さい頃から育った地元でお店を開くことになった、
店主の池田仁亮(じんすけ)さんにお話を伺いました。
 
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インタビュアー:
開店おめでとうございます オープンから1週間がたって、いまどんなお気持ちですか?
 
 
オーナー様:
おかげさまで、今日も結構お客様がいらして、
せっかくカメラマンさんに写真を撮っていただくというのに、もう…
(と、和菓子のショーケースを見る池田さん)
 
 
インタビュアー:
ほんとうですね!1日100個限定の苺大福はすでに売り切れ、
他の和菓子もこんなに…嬉しい悲鳴ですよね。
 
 
オーナー様:
いやあ…オープン当初ということを考えると、ほんとうにいいスタートになっていますよ。
人通りにはこだわって、ずっと物件を探していましたが、
開店してみて、ほんとうに通りすがりの方がふっと入ってこられるものですから。
 
 
 
 
~池田さまの言う通り、取材中のわずか20分の間に3組ものお客様が!
ショーケースの前で色合いが美しい桜餅やよもぎ大福に見とれるお客様に、
温かなお茶と、お店こだわりのわらび餅が振る舞われます。~
 
 (↑ こちらは桜餅です。)
 
 
 
インタビュアー:
お客さま皆さん、美味しそうに召し上がっていらっしゃいますね。
 
 
オーナー様:
ええ。お客様に「美味しかったよ」と、また来ていただけるお店を目指しています。
毎日ちょっとづつ買って行ってもらえるような、長いおつきあいができる「普段使いの店」。
そのために、まず、新しいお客様に、お店に入ってきていただきたいです。
 
 
インタビュアー
まず入ってもらう…そういう意味では、大成功なのではないですか?
 
 
オーナー様:
ありがとうございます。
そうそう、入りやすいと言えば、まずは外観ですよね。
ボクが店で一番気に入っているのが、入り口の部分です(と、入り口のガラス扉を指して)。
この暖簾、素敵でしょう?ウチのおススメの苺大福の色をイメージして作ってもらったんです
えんじ色でも、ピンク色でもなく、ちょっと現代的で、はんなりした色合い。
 
 
インタビュアー:
確かに!暖簾の色がアイキャッチになって、
通りすがりのお客様が、思わず覗いてみたくなる雰囲気がありますよ。
 
 
 
オーナー様:
そうそう「覗いてみたくなる」工夫を、あと1つしているんです。
ショーケースの後ろの小さな窓から、厨房の様子が見えるでしょう?
ココもね…大きな窓ではなく、コトスタイルさんに頼んで、小さめの窓を「少し低め」につけて貰ったんです。
ショーケースを見ているお客様の視線の位置に合わせ「ココでお菓子を作っているのね」って、見てもらいたくて。
 
 
 
あと、このショーケースもね、最初は洋菓子屋さんで使うような、赤と白のタイル貼りだったんですが、
その上から木質ボードを貼付けて塗装してもらいました。
搬入してからだったので、どうしようかと思いましたが…
コトスタイルさんと大工さん、塗装屋さんと打ち合わせて、
イメージ通りに仕上げてくださって大満足です。
 
 
インタビュアー:
お店をココに決めるまでに、物件をいくつか見て回られたんですか?
 
 
オーナー様:
ええ、最初は不動産屋を回って、5、6件は見ました。
いろんな人に相談もしましたしね。
その中には京町屋や、銀閣寺など観光地に近い物件もあり、
それぞれ魅力的ではありましたが「実際にボクがココで店をやるとしたら…どうなんだろう?」
憧れだけでお店を決めてしまって大丈夫かな?」と。
そんな時、コトスタイルさんのHPに出会いました。
 
町の定食屋さんから、美容院、ドッグカフェ、ステーキ店…幅広い分野の店舗を手がけておられる。
こういう経験値の高いトコロにお願いしたほうが、絶対いいモノができるって思いました。
コトスタイルさんに物件探しからお願いし、3件目がココなのですが、ほぼ理想どおりなんです。
 
・走っている車からも見つけてもらえるよう「大通りに面した店」ではないこと
・西日が当たって、商品に影響しない場所
 
さらに、同じ通りぞいに2つのスーパーが並ぶちょうど真ん中にあたるので、人通りもあるんですよ。
 
 
 
インタビュアー:
ほんとうに理想の場所にお店が出来上がったというワケですね!
 
 
オーナー様:
和菓子屋の3代目として生まれ育って、繁忙期はいつもお店を手伝ってきました。
小学生のとき、自分の手のひらにのせた、つきたての餅の温かさを、いまも覚えているんですよ。
その頃は、やはり子どもらしく、サッカー選手とか、警察官とかに憧れていて
家が和菓子屋なんて地味だなあ」と思っていましたが、
こうして自分の店がもてた今は、自分の育った環境に、感謝しています。
 
 
 
 
 
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自分のお店という夢をかなえた池田さま。
色とりどりのお菓子が目に鮮やかな店内に一歩足を踏み入れるだけで、幸せな気分になれるのは
「心底、和菓子が好き」という池田さまの笑顔からもきているのかもしれませんね。
 
池田さま、ありがとうございました。
 
 
 
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