四条大橋のカカオ専門店🍫🍫
天井デザインが凝ってます。
一見ランダムに見えると思いますが、
配置などにもプロセスがありまして、、
↓
みっつの”C”の軌道に沿って、
丸い木が流れるように宙に漂っています。
なぜ、みっつの”C”なのか…
それは、このお店のロゴに関連しているのです。
天井を見上げると店名にもある”C”が大きく隠れています。
流れるように丸い木が配置されたイメージが、
鴨川を流れる小枝なんかが、
どっかにちょっと引っかかるみたいに、
四条通を行き交うたくさんの人たちが
このお店に立ち寄ってちょっと留まる、
というイメージを妄想してみたりして。
丸い木のモチーフは、
角度と左右の天井からの長さが違う組み合わせで
ぜんぶで4種類あります。
工期も限られてるので
制作・施工がスムーズにいくよう
ある程度システム化です。
それを3D上で食い込まないように
並べて場所を決めていきました。
いっつもパース作成に使っているソフトでは
こういうモデルをつくる操作性が難しく、
アレのほうが作りやすいか..?
って思い当たるソフトがあったので、
大学生のとき以来に
いつもと違うソフト使いました。
さわってると思い出してきてやっぱりとってもたのしい。
改めて習得しよう…
モデルを1/1サイズで図面化します。
ひとつひとつの部材は、
両端になるべく目立たない金物を探してもらって、
ワイヤーで吊るし、
落っこちてこないようビスで
しっかりと固定できる方法を考えてもらいました。
事前に一個サンプルを作ってもらって。
実はこの棒、手すり棒。
4mものを細かく切って使うことに。
手すりさんもまさかこんな使われ方するとは
思ってなかったことでしょう。
なんかうまく行きそうな気がする!!!
とか言いあって。
あとはモチーフを工房でいっぱい量産してもらい
取り付け日に臨みます。
と、その前に。
現場で取り付け位置を出すため
実物の大きさでおっきな図面を出力します。
うちのプリンターではA3サイズまでしか出力できず、
ひたすら貼り貼り…
2m×3mくらいのでっかい図面にします。
これを現場で広げて、
吊るす位置をレーザーで天井に投影して
ビスで取り付けていきます。
運び込まれた部材たち、
ダイナマイトに見える…危険物感…
制作&取り付けは造作家具屋さんにお願いしました。
器用だから。
でも普段は脚立で高いところの作業をするような
人たちじゃないので
居合わせた設備系の職人さんに
やいのやいのツッコまれつつ…
ひたすら吊って、
吊って、
吊って、、
圧巻。
かんせーい(^^)