第一回読書会を経て

社内で読書会を開催

最近は本当に本を読むことが増えた。知らないことが正直怖いし。

本当に責任のある仕事をしていると思うからこそ

関わる人に対して良い影響を与えられるようになるために

様々ことを知ることに対して貪欲にならないといけないと感じている。

 

大学院の学びや読書を通じて大量のインプットを行なっている中で

マーケティングだったりアカウンティングといった事だけではなく

人としてどうあるべきか?という問いについても考えることが多く

そんな考えを社内でも読書会という形で深められたらいいなと思い開催してみた。

 

はじめは、忙しいから誰も参加してくれないかなと思っていたけど

最終5人ものスタッフが参加してくれて本当に充実した1時間になった。

 

仕事について話すことって実務的な解決を急ぎがちだったけど

こうして本を通じて人として理解することを様々な立場や経験で話すことで

スタッフの考えを知ることになるきっかけができたと思う。

 

そして、手応えもあったので第二回読書会の本を探していて

会社のメンバーに進めてもらって

この「チーズはどこへ消えた?」を手に取った。

とても短い話で1日で読み切れるような内容だったけど

人としての本質がわかりやすく書かれていた。

 

一言でいうと変化に対応できない人は衰退するということ。

変化するということを前提に考えて生きれるかどうかで本当に人生は変わる

ただ以外と自分は出来てると思っているけど出来ていない人が多い理由も書かれていて

最近の色々な身の回りでの出来事を思い出し本当にそうだなと感じる一冊だった。

 

そして、自分も日々変わることを大切にとは言っているものの

本当に変われているか少し考え直す機会にもなった。

以外と自分では思っていても出来ていないという点が大切なポイントで

自分の根っこの大切にしているものをしっかりと認知して

強烈にそれに向かうことが大切ななのかなと感じた。

 

最近だと志として、自分らしく生きる世界を広げるみたいな事を

自分ごととしてのミッションにしようかと思っていたけど

その自分らしさを手にいれる前提に様々なことが変化していることを改め理解して

うまくいっていても、それが本当に継続するのか?

当たり前のように変化しても、

その思いを実現するために最短で変化を受け入れ行動できるか?

そんなことをふと考えさせてもらった気がする。

 

読書会の本にするかどうかはもうしばらく検討するとして

みんなで本を読み人同士の理解を深める上で

それぞれが深く人への理解に貪欲になれば

さらに良い仕事に繋がるんだろうなって思ったりしている。

そんな変化が今の楽しみなのかもしれない。

もし、このブログを読んでくださって、読書会おもしろそう!って

思ってくれたらこちらのフォームよりご記入ください。

もしやるってなったときにご招待させていただきます。

-読書会に参加してみたいかどうかのアンケート-

カテゴリー: ヒトリゴト, 読書メモ   タグ:   この投稿のパーマリンク

大人になってからも成長できる

発達理論に基づいた人との関わりの中で成長できる理由

 

なぜ部下とうまくいかないのか

 

企業が大きくなっていくと、少なかった時には簡単だったことが

急に難しくなったりすることがある。

コトスタイルでも3人くらいの時から10人くらいになることで

いくつも想像していなかった難しさに直面することがしばしばある。

 

穴澤さんって人付き合いうまいねとか結構言ってもらえるんだけど

全然そんなことはないし、本当はものすごく苦手意識も強い。

MBAでもヒト系科目が一番難しいと感じていたし、

こう見えて、だいたい振り返ると人のことで悩んでいる。

まあ、経営は人につきるし、結局は人で悩むのも当然な気はするけど。

 

そういうわけでもっとスタッフのみんなとコミュニケーションをうまくとりたいと思って

なぜ部下とうまくいかないのかという書籍を読んでみたけど

発達理論に基づいて人が成長するフェーズについて小説風に書かれていて

すごくわかりやすかったし、理屈がわかると見方も変わることもあった。

うまくいかない原因がわかれば、アプローチを変えればよいという感じだろうか。

 

発達理論については、僕自身もまだまだ復習しないといけないと思うけど

このブログを読んでくださっている人にも是非知っておいてもらえると

何か良い影響があるかもしれないので、備忘録に記載しようと思う。

 

発達段階1 具体的思考段階

この段階は書籍では触れられなかったけど、成人期前のことであり

簡単に書くと具体的な物事しか思い浮かべて行動できない段階で

抽象的に考えることができないという子供の時期のことをさしていて

今思えば、何かを実現するためのアプローチとか今は考えられるような

先を読んで行動するということは確かにできていなかった気がする。

 

発達段階2 道具主義的段階(利己的段階)

極めて自己中心的で自分の欲求を満たしたいと思っている時期であり

他者の感情や思考を理解するのはおろか、他社を道具のようにみなしている段階。

おそらく独立したいとずっと思っていた30歳前くらいの頃の自分だと思う。

あの頃は本当に自分の事しか考えられていなかった気がする。

 

発達段階3 他者依存段階

組織や集団に従属し、他者に依存する形で意思決定する段階。

誰かが言ったことを鵜呑みにして物事を決定するという感じ。

そう思うと、ここは意外と早くに脱しているようにも感じる。

とにかく依存したくなかったし、何事も自分で決めたかったので

そう考えると、発達段階2が30歳ではなかったのかもしれない。

 

発達段階4 自己主導段階

自分なりの価値観や意思決定基準を設けることができる段階。

自ら行動基準を定めて主体的に行動する。

独立しようと行動に移しているということは、このフェーズに入っていると思う。

というより、独立できたから、このフェーズに入れたという言い方が正しいのかもしれない。

いずれにしても、自己主導段階を目指していたのは間違いない。

ただ、ここに利他的な精神があったかというと正直怪しい。

だけど、今は企業を経営する責任の範囲を広げてもらったことで

自分だけから、家族や仲間といった責任の範囲は広がっている。

 

発達段階5 自己変容・相互発達段階

自分の価値観や意見にとらわれることなく、

多様な価値観・意見などを汲みとりながら的確に意思決定できる段階。

的確にという言葉は怪しいけど、多様な価値観・意見を汲み取るという点は

正直3年間の大学院生活の中で養っていただいたように感じる。

一方で企業理念である人の成功を必死で応援する会社という考えとして

この段階の特徴である他者が成長することによって、自らも成長するという認識は

以前から全く持ち合わせていなかったわけではなく

その方法論に悩んでいたのかなと振り返って思う。

 

 

このように振り返ると発達段階5ですと自分で言ってるみたいで

なんか気持ち悪いけれど、仕事を通じて成長させてもらってきたんやなって思う。

まあまあきっつい仕事を成長のためやと請け負ってきたことや

資格取得や大学院に通うなど、貪欲に自己投資して学んできたことや。

無理してでも夢だった会社を作ったという人生の中で少しずつ成長してるんやと思う。

あと、そんな会社に多くのスタッフが入ってくれたことが今の自分を作ってくれたんだと

改めて思うし、本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。

 

そして、今は関わってくれている特にスタッフのみんなにも

仕事を通じてこういった成長段階を駆け上がったほしいと切に願っている。

発達段階4とか5は目指してほしいなって。

そのためにあえて難しく接するときもあったりしたけど

確かに、一人ひとりの今の状態ということをしっかり見てあげるということも大事だった

一方的なレンズで強引に引き上げようとしても難しさがある。

一人ひとりの成長段階を丁寧に感じながら接することができるように

自分自身がもっと成長しないといけないなと思う。

ここんところは、しっかり内省をして、できるように変化していこう。

 

だけど実際に、これから仲間をどんどん増やしていこうと思っているから

厳しい言い方をすると、今の状態で満足していたら、結構やばいと思ってる。

めちゃくちゃ激しく変化する世の中だから、これは誰しも感じていないといけない

今やっている事は絶対にすべてじゃないし、出来ることだけをやる時代じゃない

人として成長し続けるということこそが能力化している気もする。

 

だからこそ、仕事というのは何かを成し遂げるだけじゃなく

成し遂げていく営みのなかで自らにも影響があるということを感じながら

自分と仕事と向き合って、自分なりに納得のいく道を選択してほしいと思う。

 

そんなことを書いていると

やっぱり、仕事を通じて人が成長する場所を創りたかった。

改めて、そうだったよなって思った一冊でした。

そこはぶれずにやっていこうと思います。

カテゴリー: ヒトリゴト, 仕事論, 読書メモ   タグ:   この投稿のパーマリンク

エン・ジャパンの経営から学んだコト

CSA経営を読んで

エン・ジャパンの飛躍を支えたCSA経営-

 

今年から久しぶりにYEG活動(京都商工会議所青年部)をすることに。

創業の時に、父に会社起こすならここに入るようにと言われて入った会。

本当に多くの人に出会い、たくさんの事を教えてもらった会。

 

46歳で卒業なので、あまり時間はとれないけど

残りの3年は少しでも恩を返せるように活動できればと思う。

今回はそんな活動として6月例会の担当班として

DXHUB株式会社の澤田社長をお招きして講演いただくことに。

こういった機会は、やっぱりこういう会じゃないと難しいなと改めて実感。

 

そして、キックオフミーティングを兼ねて

澤田社長と事前ミーティング。

今は成功されているけど、その過程は順風満帆ではなく

本当に苦労されてきたから今があるんだなと実感。

 

そして、そんな澤田社長からお薦めいただいたのが

エン・ジャパン創業者の越智さんの書かれて書籍。

エン・ジャパンの飛躍を支えたCSA経営。

 

内容は人材系の会社だけど、そこには全く触れておられず

何よりも人を一番に考え。考え抜かれた経営哲学が記載されていた。

正直、このあたりの考え方はものすごく共感させてもらえたし

やっぱり働くという事が人生の中で大きな成長を遂げると改めて確信できた。

 

具体的には、スタッフに対してどこでも活躍できる人材をつくるという

熱い想いをまずは示されており、その想いをどのように仕組化してこられたか

そして、その仕組みの中でどのような成果が生まれたかという内容だった。

 

まずは創業者がどんな風になりたいという思いを発信する。

だけど、それは決して一人で成し得ることではない。

だから共感を生み、共感のもとに集まってくれた人たちと協力して成すことが

経営にとってものすごく重要であるということを伝えられているのかなと僕は思った。

 

まもなく13期も終わり14期に向けて考える時期に入っているし

3年かけて学んだ経営学を形にしなければいけないフェーズだと感じてる。

そんな中で、とても参考にさせていただける書籍だった。

良い企業風土をつくるという目標が実現までやり抜くのみ。

 

カテゴリー: ヒトリゴト, 仕事論   タグ:   この投稿のパーマリンク