あらためて計画を大切に。

家賃上昇から考える最近の出店について

インバウンド効果で数年前から京都のテナントの賃料相場も

本当に上がってるなと日々感じながら仕事をしています。

中には10年ほど、10万円で借りていたお店だったけど

オーナーが物件を売却して立ち退きを強いられたという方も。。。

 

しかしながら、まあまあ良い場所だったから

さすがに、この場所で、そんな金額の物件はないですよと

不動産の状況を説明するしかないケースもありました。

今は解体されて旅館業の看板がすでに出てます。

 

事業計画の本など見れば、おおよそ売上が家賃の10倍を

目指さなければいけないとありますが、、、

逆に考えると、家賃が5万あがれば50万、10万あがれば100万と、、

売り上げる目標金額がかなり上がってしまいます。

 

こうして賃料がどんどん上がることで

個人の飲食店や美容室で開業を考えている方にとって

非常に深刻な状況が続いているんだと感じてます。

なかなかこの賃料で借りていただくのは

厳しいんじゃないかなと思うことも多々あります。

 

そんな中でスルガ銀行の事件からはじまった、

金融機関の収益物件に対する貸し渋りで

書いたくても買えないケースも増えているようで

すこし売買なんかでは、価格も落ち着いてきたような話しも聞きます。

 

中には民泊の増加で価格競争が激化。

厳しい条例もあって、営業が成り立たないゲストハウスや民泊も現れて

ゲストハウスの売り物件が出るなど

少し前とは、風向きが変わりつつあるのかなとみてます。

 

とはいえ、上がった家賃が、簡単に下がるという事も

すぐには期待できないのかなと思います。

だけど、家賃によって売上目標が変わるということや

借りたくても借りれない人が増えている事実から

今後どのようになっていくのか、とても気になりますね。

 

それでも、毎日のようにたくさんの方が

出店をめざして、御来社いただいているので

こういった事もしっかりとお伝えしながら

何よりも、計画をしっかりと考えた上で

物件を借りて出店を行って頂けるようにしたいと思っています。

 

たまには、真面目に。

仕事のコトを書いてみまいたとさ。

カテゴリー: ヒトリゴト, 不動産のコト   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク