パーパス経営

資本主義経営から志本主義経営へ

グロービス経営大学院で学びはじめて2年。

経営の戦略やオペレーション、マーケティングに対する考え方や

人材面や、財務面について学んできたし、だいぶ理解も深まってきた。

そして、それぞれの学びは単独ではなく、繋がり始めた。

 

今の段階で一番重要だと感じている事は、

全ては戦略に繋がるという整合性。

全ては戦略に対して意味をもった戦術でなければいけない。

しかし、そんな戦略をたてる為には、

業界の定義を見極めないといけない。

そして、業界について、深く考えなければ戦略は立てられないと気づく。

 

そんなことを考え始めると、

その業界でなんのために働いているのかといった問いに行き着く。

そして、自分たちの存在意義としてのパーパスを

言語化しなければと思い、この本を購入した。

 

この、なんのために働いているのか、ということを

コトスタイルに関わって頂いている人に対して

堂々と大きな声で言えるものでなければいけないと思った。

資本主義経営から志本主義経営の転換期であること

損益計算書や貸借対照表には出てこない企業としての価値とは何か

このような方向に企業は変化している。

 

“自社ならではの志を高らかに掲げることから始めなければいけない。

そして、社員の心に火をつけ、顧客、パートナー企業、コミュニティメンバーへと

共感の輪を広げていかなければならない。

そうすれば、志本主義の時代の新しい旗手に躍り出る事ができるはずだ。”

本書より

 

さいごに、この一文を読んで、本当にワクワクした。

高い志を、共に広げるという事がいかに素晴らしいか

それを、実現できるために、今一度経営に向き合いたいと改めて思った。

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宅建協会青年部及び女性会合同新年会

不動産業が多様であるという課題について

京都宅建さん主催の宅建協会青年部と女性会の合同新年会に参加した。

16時30分から20時30分という長丁場だったけど、有意義な時間になった。

はじめに1時間自社PRしたい企業さんの2分間PRタイム。

正直、不動産の集まりだから、どこも同じような仕事だと思っていたけれど

めちゃくちゃ業務内容が多様な事に改めて気づかせて頂くことができた。

 

エリアの違いはもちろん、売買、仲介、買取再販、リノベーション、収益等

テナント専門、サブリース、新築等まだまだたくさんある。

一部のエリアでは不動産だけでは食べていけないので別事業を兼務されている人もいた。

東京から地方に移住され、不動産屋のない街で不動産を起ち上げれている人もいた。

京都にはいろんな不動産の方がおられるんだなと感心した。

正直、こんなに面白いと思っていなかったので立候補しなかったけど

やっておけば良かったと、とても反省しています。

 

だけど、聞きながら思ったのは、こんなにも業者間同士で知らないこと

一般の方々は、もっと知らない事なんだろうなということだった。

家を買いたい、売りたい、テナントを探している、空き家を収益化したい。

どの仕事でも当然重要だけど、コンセプトを明確にする事が

いかに大切かという事を聞きながら感じていた。

 

僕たちもお店づくりをワンストップで提供するというコンセプトを掲げている。

これは、お店をつくるフローの複雑さ、物件を不動産屋さんで探して

見つけた物件をデザイナーさんや工務店さんに見てもらって計画をつくり

うまく行きそうなら不動産を契約して、工事を契約してといった流れ。

この、うまく行きそうなら進めようという事に違和感を感じて、今のコンセプトがあるけれど

まだまだ、多くの方に知って頂けるまでには至っていない。

 

これだけ、いろいろな不動業があるなかで、自分にぴったりの不動産屋さんを

探すことが難しい時代、自分たちの事業はもちろん

業界についても、もっと改善しないといけない事があると感じた一日だった。

 

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企業のすべては人で始まる

サービスの質をあげ続けようとしているか

MBAサービスマネジメントの授業で紹介してもらい

いくつか読もうと思って購入していた本もあったけど

授業の内容が重要すぎることばかりである事と

すぐに自社に取り入れなければいけない事が多かった為

真っ先に読むことにしたけど、読んで良かった。

 

サービス業の定義はとてもむずかしいけど

以前から僕たちのやっている仕事に対して

建設業でもなければ不動産業でもなく、サービス業だと

個人的には捉えて経営してきたつもりだった。

 

言葉では、無理やり売ってはいけないとか

本当に喜んで頂ける仕事をすれば自然と売上は上がるよと

伝えてきたつもりだったけど、全然本書には及ばない。

そして、サービスを企業に浸透させる為に重要な人に対して

リーダーとして行うべき重要な事が溢れていた。

 

素晴らしい言葉がいくつもあったので、備忘録として残しておこうと思う。

 

“利益にばかりこだわれば、企業のこころは育たない。

結局のところ、利益にばかりこだわる企業は、

従業員が方向性や目的を失い、顧客を失い、やがて利益も失うだろう。”

 

”我社では、従業員全員に、顧客に対するサービスの質の改善に

積極的に参加し、ともに働く人材の育成にも参加する事を奨励している。”

 

“人はこれからもいっしょに働き、何かを生み出し、サービスし、

人の役に立つ中で、自分の技能や才能を伸ばし、独創性を発揮し、価値を高めていく。

企業は人が価値を生み出す舞台だ。

自分がどういう人間になろうとしているかで測られる価値、

自分が何かを生み出そうとしているかで測られる価値、

自分たちの一致団結した努力がどれほどのものであるかで測られる

価値を生み出す舞台なのだ。”

 

“どの企業でも、将来の社運はひとえに従業員の働きぶりにかかっている。

将来のリスクも、彼らの手に握られている。

たえず自分たちに成長するのは、できればよいというものではなく、

しなければならないことだと言い聞かせている。

そして、成長が止まったときには、変化を起こさなければならない。

変化を起こす力もないところには、チャンスも安心感も生まれてこないだろう。”

 

“現実に学習は生涯続く。もうこれ以上学ぶものがないと

安心していられる境地にはとうてい到達する事はできない。

一生が学びの場であり、なかでも大きな比重を占めるのが職場だ。

企業も基本的には学習するところであり、

その機会は事業に直結した分野を超えて広がっていく。

 

“どの会社も、リーダーが将来について何らかの約束をし、

従業員がそれを信用しなければ、充分に力を発揮することはできない。

リーダーは自分の「公約」を果たさなければならない。”

 

お店づくりを変えようと創業して12期目に入っているが

常にサービスの質を高める事を真剣に考えられているか

もっともっとやるべき事があるはずで、それを創出する場を

社員と話し合う場を設けなければいけないのではないか。

僕たちは必ずもっと良いサービスを提供する事ができる。

ただ、それは僕のリーダーシップにかかっている。

本当に今、読んでよかったと思う。

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組織はなぜ変われないのか

今の時代の組織にあるべき姿とは

MBAヒト系科目では何度も聞くジョン・P・コッター氏の新書。

今年は文化を創るというテーマを持って経営に挑んでおり

今の時代における、組織のあるべき姿は知っておきたいと考えて読んだ。

 

組織はなぜ変われないのかというタイトルからも

世の中が急速に変化している中で組織の変化が重要である事。

人の集合体である、組織を変えるという事が極めて難解である事。

そんなふたつのテーマが容易に想像できる。

 

今、我社でも様々な取り組みを行いはじめている中で

安定して一貫性のある成果を生み出す為には

マネジメントのプロセスはとても重要であると学び

特にマネジメントのプロセスの見直しを行っているが

知らなかった事が恥ずかしいくらい、当たり前のことだった。

 

働くという事に対する評価や報酬に対する納得感。

企業のビジョンに同調できる人を採用する基準の設定と育成。

その人の実力や期待に応じた配置。そして退職プロセスまで。

まずは、ここまでは必ず構築しようと思う。

 

また、それらは最低限のHRシステムと言われるものであり

このような不確実性の高い時代においては、様々な業界でイノベーション

さらには、有効な変革を実現する事が企業に求められているが

そこで重要なのがリーダーシップになる。

そして、僕自身は経営者として、このリーダーシップを磨く事も

自身の課題として日々内省を続けている。

 

ただ、この本から学んだ事は、一人のリーダーシップではなく

今は大勢の人がリーダーシップを発揮できなければいけないという事だった。

アジャイル型の組織形体やプラミッドとフラットのハイブリッド等

いくつかの組織の形についても記載されていたが

それよりも、ひとりひとりがリーダーシップを発揮できるという点は

大きな影響を受けたし、現場のプロジェクトリーダーであったり

新規事業におけるリーダーなど、僕たちも確かにそのような機会があると感じた。

 

リーダーシップとは。

激動の時代に人々を鼓舞し、新しい状況に適応して成功を収めるように促す。

よりよい未来へのビジョンに基づいて自ら波乱を巻き起こし

ほかの人たちを鼓舞して適応を後押しすることによりビジョンの実現と繁栄を

成し遂げようとすることで、過去にも大きな変化が生まれてきたように

組織のできるだけ大勢の人がリーダーシップをとる事で変化を起こせる。

リーダーシップは一部のカリスマ性のある人だけが担うべきではなく

誰もがなんらかの形で実践できる行動である。

 

リーダーシップとマネジメントの違いについてはMBAでも学んだが

このような両輪こそが重要だと改めて気づかせてもらえる本だったと思う。

やはり、何事も整合性やバランスを取りながら強い推進力で進むことが重要だと思う。

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社内研修

企業の共通価値の共有を目指して。

今年は、社内の組織文化を創るという目標を掲げていますが

年明け早々から、各担当案件の工事がスタートしており

なかなかスタッフが会社に揃う事もない状況が続いています。

まあ、これも文化のひとつと思ってはいるものの

緊急かつ重要な現場の仕事を優先せざるを得ないことも事実ですが

やはり、緊急ではなくても重要な事にいかに時間を割けるかも重要。

 

では、緊急ではなくても重要な事は一体なにか。

それが、年始から書き続けている組織文化の醸成だと考えています。

何のためにコトスタイルという組織は存在しているのかといったパーパスや

全社員がお客様に対して提供できるバリューの共有をみんなで考える。

トップダウンではなく、今のスタッフと共に創り上げたいと考えています。

 

もちろん今の仕事を通じて、自らの仕事で提供している顧客価値は

それぞれのスタッフがそれぞれの体験の中で持っている資産です。

それを言語化し共通価値とする事で組織としての個人の行動が変化します。

忙しい時間を割いて週末に、かなり時間をかけて研修を開催しました。

 

やはり、みんな積極的に考え、ホワイトボードに書き出し、議論しました。

こんなにも、積極的に考え、行動してくれる事こそ、すでに素晴らしいのですが

結果が、さらに素晴らしかった。

 

1.窓口がひとつであることでコミュニケーションが取りやすい。

2.出店ノウハウが豊富且つ、多くの協力者によってお客様の課題解決のレスポンスが早い。

3.お客様の話を聞くことに力を入れて提案している事に喜んで頂いている。

 

まとめるとワンストップでやってきた独自のビジネスモデルが

お客様の課題解決に役立っているという事で、僕たちなりに満場一致。

では今後さらに、その強みを伸ばすためにやるべきことは何かと議論は続きますが

ここからは企業秘密となります。

 

でも、こうして仕事を通じて何を喜んで頂いているのかを議論して

さらに、それを伸ばしていく、そしてその営みが文化となる。

年始から、無理を言って集まってもらった甲斐がありました。

今年は、どんどんこういった社内での議論の場を増やして行こうと思います。

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言語化力

生き様にめっちゃくちゃ共感

グロービス経営大学院でのセミナーがめちゃくちゃ面白かったので

速攻でポチったThe breakthrough Company GO の三浦さんの本。「言語化力」

言葉で人生変わるぞ、というくらい、言語化にこだわれという内容で

自分はまだまだ言葉にこだわってないけれど本当に人生変わると思う。

 

共感ポイントは3つあって、1つ目は人生を書き換えるという事。

面接なんかで自信なさげに話す人が結構いるんだけど

めちゃくちゃもったいないと思って聞いているし、時には不採用でも真剣に伝える。

例えば、自分も最近までは高校時代はサッカーの競合高校の補欠だったんです。

なんて言ってたけど、選手権に出るチームで高2で2ndチームって言い換えてる。

それだけで、なんかすげーやんって!なるし、言葉ってめっちゃ大事って感じる。

 

2つ目は仕事に対する言葉の表現についてのはなし。

このあいだも書いたどんな仕事をしているのかという話で

図面を書いているのか、店を作っているのか、人があふれる場をクリエイトしているのか

やっている事は同じでも、言葉によって全然スケールが変わる。

これは、絶対に取り入れてほしい。

 

3つ目はヒップホップがめっちゃ好きだという事。

そういえば、大学でDJやったりダンスやったりヒップホップにはまってた。

DJの先輩にニューヨーク連れて行ってもらったこともあるくらい。

当時建築の学校ではなかなか自分の作品づくりがうまくできなかったけど

なにか表現したいというところは、きっとここが原点なのかもしれない。

 

まあ、この3つって言ってみ、というのも実はこの本から学んだ事で

実践してみると、まあまあええ感じで3つの共通点を見つけられた。

しかし、めちゃくちゃ熱い本で、年始からめっちゃ刺激もらえた。

言語化ちょっとこだわって、やってみようと思う。

人生自分次第で、しょうもなくも、おもろくもなるし、おもろくした方が絶対いい。

 

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影響力の法則

多様性を受け入れ組織を最大化させる

2023年今年もたくさん本を読もうと思う。

経営学を学び2年弱が経つが、実践の場において

あの時の学びが今、目の前で起こっているという事が

度々、起こるようになっている。

 

そんな時に、もちろん過去の学びを見返して

自分がベストな判断だったかを内省する事で

学びを自社に持ち帰ることが出来ているか。

持ち帰る事で、ありたい姿に近づく事が出来ているか。

常々考え続ける事が重要だと思っている。

 

そして今年、いくつもある読みたい本を追い越し

前倒しで読んだのが、影響力の法則だった。

PWI(パワーと影響力)という授業で人間関係の難しさを学び

いかに、ありたい姿に向けて協力関係を構築するかという内容で

知らずに人生を歩むのが危険だと感じる程の学びだったが

いざという時に一番判断に悩むものでもあった。

 

改めて読みながら感じた事は、素直さがとても重要である事。

意外と人同士は、勝手なイメージを持ってしまっており

さらにそのイメージが勝手に大きくなってしまうようである。

だからこそ、何かうまくいかない時には、思い切って腹を割って聞くことで

物事をうまく進める事を可能にできるという内容もあった。

相手にとってのカレンシー(価値)が何かを、じっくりと考える事が重要だと理解した。

気が知れた仲間にこそ、このような見えない壁があると知ることが重要だと思う。

 

そして、カレンシーという概念がとても重要である事も復習できた。

人と人は価値を交換しながら良好な関係を構築している。

しかし、そのカレンシーを一方的に判断してはいけない。

カレンシーは人それぞれの価値観で大きく異なるため。

 

この先、スタッフが増える中で、一人ひとりと向き合う事。

それが、僕がコトスタイルやグッドランプを通じて実現したい事を

達成する為には当然欠かせない事だと思う。

そしてスタッフのみんなにも、ありたい姿を実現してもらう為にも

お互いのカレンシーについて、いかに考えるかという事の重要性を

日々のコミュニケーションの中で伝え続けたいと思う。

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2023年始動

今年のテーマは「文化を創る」

2022年が終わると共に、ようやく後厄が終わった。

意外とそういうの、気にするタイプなんです。

大きな怪我や病気は免れたけど、最後の最後に家族全員でコロナになりました。

でも、それはそれで良かったのかもしれないと前向きに捉えている。

 

年末年始子どもたちと、どこにも行けないという事で

お互いの夢を語ったり、その為にやるべき事を考えてみたりと

おかげで、とても充実した時間を過ごす事ができました。

奥さんの千葉に、帰省する事は出来なかったけど、どこかで時間を作ろうと思う。

 

昨年は大学院へ入学し、コトスタイルでは学びを活かして中期経営計画を策定し

グッドランプではマーケティングから改めて枯らし熟成焼肉つついをリニューアルした。

学びを自社に持ち帰るという目標に対して成果は出せたと思う。

コロナ禍ではあったものの、業績も良くなっており、何よりスタッフの成長が著しかった。

創業から12期目に入り、創業時に比べてたくさんのスタッフが増えた中でも、

このような挑戦を続ける事ができている事は感謝でしかない。

 

さて、2023年が始動したが今年は「文化を創る」をテーマにしたいと思う。

日本もようやく、コロナが少し落ち着いて来ているように思う。

もちろん、まだまだ医療機関などで忙しくされておられる

エッセンシャルワーカーの皆さんには感謝しかないけれど

全国高校サッカー選手権も声出し応援が再び戻ってきたり

町中では、少しずつ外国人の方々がトランクケースを引いている姿も見るようになった。

 

だけど、コロナ前に戻ったかというと、そうではない。

もちろんコロナだけではなく、ウクライナ情勢や物価高の影響もあるが、

いよいよアフターコロナの景色が見えてきたという感じだと思っていて

ここで、変われる企業と、変われない企業と差が生じると考えている。

だからこそ、まずは変化に果敢に挑戦する企業になる事が絶対条件だと思う。

 

僕たちの仕事でも、個店へのアフターコロナの影響はとても感じている。

具体的には物価高の影響は消費者の消費意欲を下げる原因となっているが
一方で家賃は下がらず光熱費は上がるといった固定費は上がっている。

これは、あきらかに個人でお店を経営される方々にとっての厳しい状況でしかない。

そして、それは金融機関の融資姿勢にも現れている。

簡単に言えば、今までのような出店状況ではないということである。

 

このような影響は、新たな出店に対する意欲の低下にも繋がり

以前のように出店したいという人の数が減っているという数字にも現れている。

僕たちが描く個店で京都を盛り上げたいという想いに対しては厳しい現実が続く。

そんな中、僕たちに出来ることは何か、そんな事を考え続けているが

その問いの答えが、きっと新たな進化につながると考えている。

 

そして、この変化と進化に挑む事こそが、コトスタイルの文化になると考え

今年の目標を、「文化を創る」事とした。

戦略は策定したが、すごいスピードで外部環境は変わる。

そんな変化に当たり前のように、戦略も変化し続けなければいけない。

変化や進化といえば、とても聞こえの良い言葉だけれど、

現状を変え続けるという文化を根付かせるという事はとても難しい。

変化は誰かが起こすものではなく、すべてのスタッフが主体的に

且つ、本気で取り組まなければ、実現できない事だと考えるからである。

 

今までは、なんとなく出来ていた事が外部環境の変化でできなくなる。

受け入れがたい事実を受け入れる勇気や行動はものすごく負担になると思う。

しかし、変われるのは相手(環境)ではなく自分たちにしかできない事であり

いかに変わり続ける外部環境に合わせて変われるかという事に対して

挑戦する文化を創り、言語化し、浸透させる事を実践できるかが今年の目標となる。

働くという事が、とても幸せに感じられるようにする為に

自分たちが、目的を持って、自分たちが居心地のよい仕事を創り

仕事を通じて共に成長できる場を創り拡大し続けられるよう。

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青天井でビジョンを描こう。

グロービス経営大学院に入学して。

2021年4月に単科生としてグロービス経営大学院で学び始めて1年半。

本当に自分の中での経営に対する考え方が大きく変わった。

基本的な思考法から財務諸表の見方や予測における知識

人材に対する考え方と、いかに人と関わるかという考え

自社だけで考えてはいけない経営戦略の基本と、外部環境の分析方法

他にも経営者として、当然に知っておかねばいけない事をたくさん学んでる。

 

そして、中でも自分に対する考え方を幼少期から見直し

なぜ、今自分がこのような仕事を行っているのか

自分の仕事に対する価値観や、その価値観の理由を

改めて考え言語化し人に伝える事でさらに気づきを得たという学びは

これからの人生をいかに生きるかという事に大いに役立つと思う。

 

経営を体系的に学ぶという目的で入学した場所はただ学ぶだけではなかった。

幕末の志士ではないけど、本気で今の時代を創造し変革する志士になるための学び舎だった。

そんなとんでもない学び舎で共に学ぶ同志たちと共に

来月学長セッションという創立者の堀さんと会う事になってる。

 

学長セッションを前に、ふたつの本を読んで来るようにとのことで

吾人の任務創造と変革の志士たちへを読んだ。

半年前に入学式を経て、自らがたてた志は

経営者としての素養を磨くことによって関わってくださる人と共に成長できる組織を創る

入学の動機は経営する会社の規模が大きくなり始め

我流で行ってきた経営に限界を感じ始めた事だった。

こんな自分についてきてくれる数名のスタッフを

責任をもって成長させてあげて、幸せな人生を送らせてあげたい。

そのためには、自分がもっともっと成長しないといけない

そうして入学して、この志を自分の目標においた。

 

この志については決して間違っていないし

成し遂げないといけない気持ちは変わらないけど

グロービス経営大学院を創立するまでの学長のエピソードを読み

もっとやらないといけないという思いが強くなった。

青天井でビジョンを描かないといけない

届きそうな目標で満足していたらいけない

まだまだ人生半分くらいなんやから、あと半分必死でやりきること

世の中に示して子どもたちに背中みせてやれることを考え続けないといけない。

ほんで、その暁には、関わる全ての人を幸せにしなければいけない。

それが、ほんまにやらないといけないことやと思った。

自分の天井を自分で決めてしまった時点で人生決まる。

俺も青天井で物事語れるように、ビジョンをたてれる男になろうと思う。

ほんで、その為にひとつひとつしっかりと決断できる男になろうと思う。

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ファンベースなひとたち

仕事で大切なコトはお客様が一番知っている

この期間読んでたのが、結構渋い本だったので

ひさしぶりの読書感想ブログ。

マーケティングの本は読んでいて楽しいし、すぐやってみたくなるけど

あとがきで、同じコトやってもアカンという言葉にすげー納得。

いかに概念的な事を把握して、自分ごとにできるかが大事。

 

ファンベースマーケティングの概念は

2割のお客さんが8割の売上に貢献してくださってるという事から

そんな2割の大切にしてくださっているお客様と共に

サービスを創っていくというもの。

 

今までは新規客をいかに獲得するかということについて

いろいろなアプローチが生み出されてきているけど

こんなにも情報が多く、複雑で競争が激しい時代に

新しいお客様に届けようとめっちゃ頑張りまくるのではなく

今のお客様に対してしっかりと喜んでもらえる関係を構築できれば

そんなお客様が紹介くださって広まっていくという考え。

 

コトスタイルでもグッドランプでも

本当にお客様に恵まれていると思うからこそ

この考え方にめちゃくちゃ共感して

これやりたい!って言ってみたものの

新しい手法故に、なかなか全員がイメージしにくく

スタッフから、これわかりやすいので見ておいてと紹介してもらった。

 

いくつもの事例はまさにファンベースの成功事例であり

どれも本当に素晴らしい考え方だと勉強になった。

だけど、同じことをやっても上手くはいかない。

何よりも今の自分達を気にかけてくださってるお客様をしっかり見て。

コミュニケーションをとって、自分たちなりのファンベースを創ることが大切。

 

パッとできるような簡単なものではないと思っているので

5年、10年のスパンで実現できるように

しっかり経営戦略のひとつとして考えていきたいと思います。

 

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