デザインについて学び直さないといけない3

デザイン経営3冊目

デザイン経営の授業がはじまった。

デザインを学んでいたことを改めて幸運だと感じた。

デザイン思考やデザイン経営という言葉に出会い

自分がデザインにもビジネスにも関わっていたにもかかわらず

知らないことが本当に多すぎて悔しいけれど

今、改めてデザインこそ、最も学ぶべき科目だと感じている。

 

というわけでデザイン経営の講師Takramという会社の田川さんの本

イノベーション・スキルセットを10月頃に読ませてもらって

書きとどめていたものを今日久しぶりにブログにアップしようと思う。

 

これからのビジネスの考え方について

今までといかに変わっていく必要があるかについて書かれていたし

授業で受けたことについても多く触れられていた。

ものすごく衝撃を受けたんだけど、、、

その後の半年間も凄い衝撃が続いたので、また書いている事への

考え方なんかもだいぶ変わっていたので、結局まあまあ書き直してアップします。

 

まず、デザインという言葉は抽象度がかなり高い言葉だったので

しっかりと伝わるようなブログにしたいから定義から入ります。

 

僕たちはというより、うちの会社ではデザインのことを

目的の設定、計画の策定、仕様表現といったプロセスを通じて

人や社会に価値を提供する事と定義しています。

自社の評価指標にも取り入れているくらいに重要なスキルです。

 

具体的には、お店をつくるという本業においても

お客様がなぜお店を出そうとされているかという本質を知ることからはじまり

本質から共通の目的意識を設定し、計画へと進める

このようなプロセスを経て、仕様表現に落とし込み

お客様がお店づくりを通じて成そうとされている価値を社会に提供する。

 

また、コトスタイル株式会社として取り組んでいる経営についても

なぜ仕事をするのかという本質を考えて、目的を言語化しながら共有し、

その目的を達成する為の計画を経営計画として

実際にみんなが目的に対して行動できるよう仕様表現に落とし込む。

そうすることで、みんなでコトスタイルの価値を社会に提供する。

 

このように前者が狭義のデザインであり、後者が広義のデザインであるものの

やっているプロセスは全く同じであり、デザインという手法が

いかに大切だと考えるかという事もわかってもらえる良い例ではないかと思うし

これ以外の仕事においても同様のプロセスを踏んでいると考えています。

 

経営にデザインを取り入れるという言い方よりも

デザインされた経営を行っているという方がしっくりくるかな。

そんな経営を目指して日々頭をぐるぐるさせてます。

 

そんなデザイン経営を目指すうえで

この本から学んだことのひとつに、学習の4つのAというものがあり

10月頃に書いていたのを振り返ろうと思います。

 

4つのAとは

Awareness「気づき」

Awkwardness「違和感」

Achievement「達成」

Assimilation「一体化・無意識化」

 

これは、少し前に読んだ学習する組織がベースとなっており

組織は組織と人と共に学習を継続するという事が軸になっている。

Takramさんではコアバリューとして最上位に設定されておられるらしく

こういった大切な事を言語化するという考えについて

とても共感しているというか、今自社でも直面しています。

 

その上でこの学習の4つのAがいかなるものかを参考として考えたとき、

Awareness「気づき」とは何かやらないといけないことに気づくこと。

Awkwardness「違和感」とはやらないといけないことをやってみたときに感じる無力さ。

Achievement「達成」とはそんな難しいことを乗り越えること。

Assimilation「一体化・無意識化」そして意識的にできるから、無意識に昇華させる。

このようなループを大切にしている企業を創り出そうとしている事が理解できます。

 

このような言葉がなければ

日々の仕事での判断や実行に対して迷いが生じるし

このような言葉があることで

自信を持って判断や実行ができるようになれると思います。

このようにデザイン経営を構築していくことで

それぞれ裁量のある仕事を行いやすい環境を作り出しながらも

組織として力強い矢印が生まれるんだと理解しています。

 

決して、この言葉だけでデザイン経営を語ろうなんて思ってないし

この言葉の下にもかなりデザインされているということは

ここでは書ききれないので、ご容赦ください。

ただ、すごい内容だし、これはやりたいと素直に思ったのが本音です。

やりたいのは4つのAではなく、僕たちらしい言葉を作るという意味です。

 

いきなりだけど、今の仕事が5年後10年後に存在しているか?

もし存在していたとしても、このままだと思うか?

絶対に変わっているし、なくなっている可能性も決してないとはいえない。

これは、もうずっとどの業界でも言われている問題で。

昭和のように、なんでもうまくいく時代はとっくに終わっている事に

本当に向き合わないといけないし、向き合ってきた人たちが

こんな方法論を生み出しているという事を、まずは知らないといけないし

知ったからには実行しないと、まじでやばいと思う。

 

だから、こういった事を学び実践するということこそが

僕に与えられたミッションなんです。

なぞればできるものでもないし、フルに頭使ってもできるかどうか

そんくらい、しんどいものなんだというところまでは理解できました。

 

そして、今の仲間と共に、学習する組織をつくる。

学習する組織をデザインする。

より良い企業を創り、社会に価値を提供できることに本気で挑もうとするから

これは、絶対に成し遂げないといけないことなんだと書きながら

改めて再確認したという感じ。

まあ、焦らずに、夏ころには言語化できるように頑張ろうと思います。

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ふと今やっている仕事について整理したくなったので書いてみた。

しごとに対するしょうもないひとりごと。

12年前に人の成功を必死で応援する会社という企業理念を掲げた。

たったひとりで起ちあげた時に、ずっと考えていて閃いた言葉。

人のためにやることが、自分のためになるって思ってやってきた。

 

お店をつくるオーナーになろうとする人たちは相当大きな想いを持っている。

絶対に失敗は許されないという、ものすごく強い想い。

お店をやる人の背景はいろいろある。

はじめから独立して自分の裁量で働きたいと思って必死で下積みしてきた人や。

訳あって、違う仕事をしなければならなくなった時にやりたいと思った人や。

他にも書ききれない想いでお店は生まれているし、そんなお店が集まって街が作られている。

 

そんな人たちが、どんな想いでお店づくりをはじめようとしているのか

ここは絶対に見失ってはいけない、僕たちが一番大切にしているところ。

そこを間違ってしまうと、本当に取り返しのつかないことになる。

だから、絶対に成功するお店を創るというミッションを掲げ。

自分たちが絶対にお客さまの心の中まで見に行くという使命感を煽っている。

 

多分そこまで考えてやってるお店をつくる会社って少ないと思う。

だからこそ、そんな先に店舗業界のイノベーションカンパニーという姿があり。

僕たちが目指すべきところがそれなんだと思っている。

だけど、そのために、何をすべきかというところが一番難しい。

要は目指すべきところと、現在地とのギャップをいかに埋めるか。

そのために具体的に何をすれば良いのか。

そして、その何をするべきかをいかにメンバーと共有できるか。

それが、僕の仕事であり、経営なんだと思う。

 

起ちあげたときは、自分が独立したいという想いだけだった。

でも、たくさんのお客さんに出会えた。

そして、たくさんの仲間に支えられながら

今、人の成功を必死で応援する会社に近づいていると思ってる。

4月には2人の新しいメンバーが加わる予定だけど

こういう思いは新しいメンバーだけじゃなく、今のメンバーにも伝え続けないといけない。

まずは、京都で一番ええやんっていう会社を目指そう。

働くが楽しいという職場づくりを実現するために。

 

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デザインについて学び直さないといけない

デザイン経営・続

前回デザイン経営という書籍から

自身のデザインという言葉に対する浅さを感じたと書いた。

そして、先日デザイン経営という科目のDAY1を終えた。(結構前です、、、)

店舗というお客様が消費者へ提供するために

とても重要な店舗デザインに携わらせてもらっているが

まだまだデザインについて理解できていないし

もっと、やらなければいけない事があると感じる学びだった。

 

多数のデザイナーが勤めてくれる組織ではあるものの

モノづくりに対するアプローチは変化している。

遡れば第一次産業革命から、今は第四次産業革命と言われており

従来のモノづくりの概念でビジネスを行うのは

変化に対応できないですと宣言しているようなものだと思った。

(今ブランディングの授業でさらに痛感してるけど、、、)

 

デザイン思考という言葉は正直聞いたことがあるくらいで

ユーザー理解から創造するアプローチくらいに考えていたけど

このユーザー理解がいかに重要化ということ。

そして、デザインという手法が今いかに必要か少しずつわかってきた。

(いや、ユーザーの心の理解が最も重要と今は捉えてます。)

 

僕たちは、運良くデザインという仕事をさせてもらっているけど

正直このくらいのレベルでやっているのかという衝撃。

ただ、多くの企業も同様であり、ここが日本の弱さでもあると学んだ。

 

さて、デザイン経営については、正直入口に経ったばかりで

まだまだ、理解には至っていないけど

経営とデザインを結びつける重要性について理解はできたと思う。

 

この本書では、具体的なデザイン組織の作り方が描かれており

ざっくりいうと、どのようにデザイナーが組織に関わるかというポイント

また、デザイナーという、一風変わった人材に対して(良い意味です。)

どのように経営的に関わりをもっていくかという事が書かれており

もう少しデザイン思考やデザイン経営を理解してからの方が良かった気もした。

 

ただ、世の中は大きく変化している事を感じているかどうか

そして、その変化のスピードに危機感をもっているかどうか

そして、そんな危機に対する試作を講じる準備があるかどうか

運良くデザインを大学で学び、今経営を学んでいる自分は

何をするべきか、少しずつ見えてくるものがあるけど

具体的なところは、今から3か月後に明らかになっているんじゃないかと思う。

 

しばらくデザインについて

デザイン思考、デザイン経営について

改めて学ぼうと思う。

 

あっ、これこの本を読んで思ったことです。

>>>デザイン組織のつくりかた

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孫子の兵法

戦略とは

楽しみにしていた戦略コミュケーションという授業

土日、午前中3時間午後3時間と合計12時間かけて

戦略を実現するためのコミュニケーションについて学びました。

濃い時間だった。

 

そんな課題図書として提示されていたのがまさかの孫子

そういえば、一番はじめの授業のときに戦略とは何か?

といった質問でディスカッションがはじまり

戦略とは戦いを略すこと、戦わずして勝つということと教えてもらい

キングダムを全冊購入してドハマリしたのが懐かしい。

 

中華統一と、また時代背景も戦略の目的も異なるものの

共通することについて、読みながら感じものは熱く。

成し遂げるということに対する共通の想いは深まります。

 

企業としても、事を成すには人の力に頼らなければいけない。

そして、ただむやみに仕事をこなすのではなく

マクロやミクロの環境について理解しながら事を進めなければいけない。

さらにリーダーとして、その状況を伝えることはもちろん

その言葉を信じてもらえるような人に成長しなければいけない。

 

そして、事を成すための目標に対して何を行うのか

十分に考え尽くすだけでなく、実行しなければいけない。

そのためには、いかに共感してもらえるかといったところまで考え尽くすこと

そして、やろうと思ってもらえる仕組みをしっかり構築すること

そこまでやって事が成せると改めて感じる一冊でした。

 

後半は、キングダムで読んでいるような

結構リアルな戦い方について書かれていたので

本当は3章までで良いんだけど、全部楽しく読んでしまった。

でも、こういうことを考えた孫子の凄さ。

時代は変わっても、何もないところから考えることの重要さ

そして考えたことを、こうして実現する凄さも改めて学びになった。

 

そして、戦略コミュニケーションの授業では

戦略コミュニケーションという概論を学んだ。

戦略ではなく、戦略コミュニケーションであること。

 

厳しい言い方ではあるが、一人で何かをするということはとても難しい

しかし、多くの人とともに成すこともとても難しい

結局、企業という組織が何のために存在するのか

それをどこまで伝えることができているか

そこに、コミュニケーションの可能性があるんだと今は感じている。

 

>>>孫子ワイド版 岩波文庫

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本日はお日柄もよく

コトスタイル株式会社では本日の12月28日より冬季休暇を頂いております。

といっても、本日は大掃除もありまして、社内はバタバタとしております。

業務は休暇に入っておりますので、ご対応等できませんが、ご了承ください。

 

さて、今年は本当にたくさんの本を読ませてもらいました。

振り返りると約20冊も読んだみたいなのですが、まだまだです。

ただ、大学院の学びとして各科目となる経営の要素が繋がり

さらに本は、その繋がりをより強いものにしてくれると気づきました。

 

来年もたくさん本を読みながら学びをつなぎ

経営者として、働きがいのある職場、働くが楽しいと感じる世界を

実現できるように邁進したいと思う一年でした。

 

実は今年最後に読んだ本は、ビジネス書でもなく、自己啓発本でもなく、

人生ではじめて読み切った、こちらの小説でした。

 

本日は、お日柄もよく

 

大学院の同級生が勧めてくれて積読されていた本だけど

主人公のこと葉がスピーチライターという仕事に出会い

そんな仕事との出会いから大きく人生を変える物語は

本当に尊い物語であり、何度か涙を流しかけてしまいました。

 

そんな中でも心に残ったふたつの言葉

 

“困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。

三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。

二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。”

本当に色々あったけど、この言葉の通りであり、すごく理解できるし

もっと早くからこの言葉に出会いたかった。

 

“仕事が人間をつくる。立場によって人の態度は変わり、顔つきまで変化する。”

そして困難を乗り越えながら、仕事を通じて色々昔のことを思い出しながら

本当に今の自分は仕事によって、関わらせていただいた人たちによってあるんだと

改めて、仕事とは何かという問いについて考えさせられた。

 

2023年の仕事納め

 

本日はお日柄もよく、みんなで事務所を綺麗に掃除をして

来年からの準備ができた一日となりました。

人の成功を必死で応援する会社として、人との関わりの中で

いかに関わるかによって、自らの成長の機会を得ることができる。

そんな企業、組織を目指して12年と半年。

 

来年こそは、さらに今の組織の良い面を言語化しながらも

組織文化をさらに強いものに成長させて

新たに加わる仲間にも伝え、また一年を素晴らしい一年にしたいと思います。

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経営者としてリーダーとして学び続ける

年末を迎え

グロービス経営大学院で経営学を学びはじめて早2年9ヶ月。

いよいよ卒業まで3ヶ月程という時期に入った。

一年前一学年先輩と一緒にPWIを共に学んだのが懐かしい。

それからの一年の早さ、多くの学び、本当にありがたいと思う。

 

経営とは、経営者として行うべき事とは何か?

そんな迷いの中でグロービス経営大学院へ入学した。

 

そして、クリティカルシンキングという科目で

問いを立てること、考えることの重要性を学び

経営そして自らの人生について深く考える期間となった。

 

はじめは本当にわからない事ばかりで辛かった。

何が辛かったかというと、こんなわからない自分が経営をしているという事実。

働いてくれているメンバーや協力してくれる人々に申し訳ないと思った。

 

だけど、そんなことも言ってられないし

なんとかこうして経営を続けてこれたことの理由や

独学であるがゆえの課題を見つける日々がはじまった。

 

そして、実際に経営をしていたからこそ

学びに対する気づきだったり、実務へと活かす機会を得られた事は

このタイミングでとても有意義な時間に繋がった。

 

コトスタイル株式会社と株式会社グッドランプを経営する事とは。

企業としてのあるべき姿、成すべき姿を自らの根っこの部分に向き合い続け

今とのギャップを埋めるための、戦略を練り、その戦略を実行する。

 

戦略へのアクションは決してひとりで行える事ではない。

メンバーと共に成し遂げるために何をすべきか

メンバーが共感し、自ら行動へと移してもらえるためには何を行うべきか。

悩み、考え、試し、繰り返しながら、内省し、また行動し続ける。

そうするうちに、自らが目指すべきリーダー像が少しずる見えてきた気がしている。

 

一番重要な事は、結局組織においてリーダーとしていかに学び続けるか

これがとてつもなく重要であるかということを学んだ気がする。

決して立場では人をまとめるのではなく、人としてまとめられるようなリーダーとなる

そのために、自らを磨き続けることで組織は良き方向へと進み出す。

 

そうして、自らを磨きながら自らをブランディングすることも重要だと感じる。

自分の考えや価値観が他者に伝わっていることを前提にしては決していけない。

こんなにも体験してきたことからくる価値観の違いがもたらす影響に

日々、なぜこんなにも仕事が難しいのかということに対する気づきにもなった。

 

だからこそ、自らをブランディングし、パーソナルブランディングを築き

他者のインサイトに、自分というブランドに対して共感してもらえるか

ここまで考え尽くさないといけないんだと思う。

 

以前リーダーシップについて学んだときにも

リーダーシップ論はどのジャンルよりも多様にあるため

とても難しく深い課題であると学んだ。

 

だからこそ、結局は自分というものを、いかに深く見つめ直し

長く生きてきた中で、培った体験からくる価値観について

改めて問い続ける事、考え続ける事が、リーダーとして成長し続ける上で

とても重要で、とても意味のある事なんだと振り返っている。

残り3ヶ月の学びも充実した学びしようと思う。

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いつまでも成長できる人である為におこなうべきこと

なぜ人と組織は変われないのかを読んで

気づけば3年前のコロナ禍の中

もっと企業として成長するにはどうするべきかを考え

以前から考えていたMBAに挑戦してみようと思い

グロービス経営大学院に通わせてもらった。

 

気がつけばもう卒業間近となり、卒業の単位も概ね取得できた。

クリシンという思考方法から衝撃の学びがはじまり

経営戦略、財務、リーダーシップ、人材マネジメント、マーケティングと

本当に知らなかった事が恐ろしいと感じる日々の中で

経営を体系的に学び意味、そして威力を感じている。

 

自分でも、本当に成長させてもらった3年だと思うし

卒業しても取り切れていない興味深い科目を引き続き学ぶ決意もしている。

そして、学んだ事を中心に13期の経営についてというよりも

今後の自企業のありかたや方向性を固める日々が続き

ようやく、進むべき方向と、進めるためのコクピットの設計ができたと思う。

 

そんなタイミングで、ふと購入していて、

目に止まったのがこの本

なぜ人と組織は変われないのか

やっぱり色々学ぶ中で思うのは結局は人だなという事。

だからこそ、今読むタイミングなのかもしれないと手に取った。

 

結論としては、自分を含め、多くのひとに読んでもらいたいけど

なかなかボリュームのある本なので、自分の振返りと

関わる人達にも、是非伝わるようにまとめてみようと思う。

 

まず、人は成長し続ける事ができる生き物であるという事。

意外と歳をとると、学びに対する意欲や期待値も下がってしまうけど

そんな事は決してなく、成長し続ける事ができるという事が前提となる。

 

では、人の成長とはどのように捉えることができるか?

本書では環境順応型、自己主導型、自己変容型と定義されている。

そして環境順応型から自己主動型へ、そして自己変容型へと

人は成長するということを前提に書かれている。

もう少し詳しく3つのパターンについて詳しく記載内容を紐解くと。

 

環境順応型はまわりの状況で自分の判断を行うタイプ。

このように定義すると良く聞こえてしまうけれど

グループの方向性に合わせてしまうという捉え方もできる。

要するに情報に対して受け身であるという点が特徴。

しかし、情報を捉える事は容易ではないというのが注意点でもある。

要するに自らの意思が少し他のタイプよりは低いと記載されている。

 

自己主動型は自らの意志によって判断を行うタイプ。

一見環境順応型に比べて利己的な印象を持つかもしれないけど

そうではなく、自らの意思を持ちながらコミュニケーションを取る点が特徴。

情報については自ら取り入れるべき情報を選別する事や

より自らの目標や課題に対して明確な行動を行おうとする。

この点は環境順応型に比べて積極的といえる点は優れている。

但し、自己の主張が強すぎるゆえに、環境が変わったりする事に

対応できにくい点は注意が必要であると記載されている。

 

最後に自己変容型とあるが、自らの意思や自らの考えはあるものの

決して、それに囚われすぎる事なく、客観視できる状態とある。

自己主動型タイプでは感じる事ができない情報にも興味を持ち

興味を持つだけでなく、その情報を取り入れさらに良い目標を設定し

進むべき道すらも柔軟に変化させる事ができる。

このように書くと、少しイメージしてもらえるかなと思う。

 

そして、自分は今どのあたりにいるかという事に対して

多くの人がこのような認識がないまま、今の自分に対する問題意識を持っていない。

より、柔軟性を持って自らを高みに成長させたいと考える事がないと

本書でも書かれていたが、なかなか普通に生活をしているだけでは

このような視座を持って日々の生活を送るのは難しいとも感じた。

 

しかし、世の中の多くのビジネスマンをリサーチした結果

優秀な職についている人の多くは自己変容型であることも実証されているそうで

こういうときにデータは言葉を重くさせてくれる。

 

このなぜ人や組織は変われないのかというタイトルなのか

その意味こそ人は自己変容タイプへと変わることに対する

意識や動機づけを行う難しさがあることについて理解してもらえると思う。

 

そして、ここまで来てようやく、

ではなぜ変われないと言い切るのかという問いが生まれる。

その問いに答えるキーワードが阻害要因である。

 

人は今の状態について何か不安でありつつも居心地のよさを感じてしまう。

そして変化に対して阻害しているものがあることに気づくことができない。

しかし、それを客観視する事ができれば変化を受け入れるきっかが作れる。

 

本書では部下に仕事を任せたいけれど任せられない上司について

その阻害要因が自分の仕事を認めてもらいたいというものであったことが記載されていた

決して、これはすべてのひとに通じるものではないと思う。

例えば、僕も昔は任せることが苦手で、度々現場に足を運んだ。

自分にしかできない。部下の責任をとる勇気がないといった阻害要因が

働いたことによって、部下の権限委譲をやりきれなかった経験もある。

 

しかし、当時この阻害要因を指摘されていたとしても

きっと素直に受け入れることはできなかったと思う。

それが、固定概念という自分の主観に強く引っ張られる阻害要因だから。

ここまで書けば人が変わる事に対する難しさはよりリアルに伝わると思う。

 

では、どうすれば人や組織は変われるのか?

ますますこの問いの答えに対するモヤモヤとした気持ちは深まる。

しかし、この阻害要因を素直に受け入れたらどうなるだろうか。

そこに、この本書での重要なメッセージがあると思った。

より良くなりたいと思っていない人はおそらくいないだろう。

但し、ここまで自らを俯瞰している人も少ないと思う。

僕自身も、何に問題があるのか、どうしたいのか、まだまだ道半ばだから

阻害要因を知る手前の段階にいると思う。

 

最後に、本書より。

 

“誠実に、そして危機感をもって取り組みさえすれば、

課題の克服がうまくいくというものではない。

目標への前進を妨げている自己防衛のメカニズムを変えてはじめて、変革はうまくいく。

そのための活動に乗り出せば、メンバーが自発的に計画外の行動を次々と取り、

やがて改善目標は達成される。さらにはもっと大きな成果も得られる場合が多い。”

 

この変化に対する阻害要因の発見、さらにはその阻害要因に対して

いかに自らの心の持ちようを変化させることができるか。

これを組織で獲得できれば、学習する組織として

大きな事を成し遂げられるんだと感じた。

 

環境が大きく変化する中で

変わらないことは、衰退を意味する。

自らも変化を起こし続けなければいけない。

この事を肝に命じながら

日々進化できる人、そして組織になろう。

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エマソン妥協なき経営

経営管理システムの構築

先日読んだ現場が動き出す会計に続いて

アカウンティングクラスで紹介してもらったので読んだけど

久しぶりにすごく難しい本で理解しきれなかった。汗

 

ただ、言わんとしている事はクラスを通じてかもしれないけど

しっかりした経営管理システムを構築すること

そして、その経営管理システムをPDCAで回し続ける事によって

経営管理システムの構築に終わらず向上させることが

経営においてとても重要な営みであるということだと思う。

 

しかし、当然この経営管理システムを構築することがまず難所であり

とても簡単なものではなく、それぞれの企業によって

どのようなものが最適化は変わってくる。

今、学んでいる講師の方の言葉がまずは刺さったので備忘録に記載します。

 

“徹底して考えて自分の考える勝ち筋に沿った

組織・文化・人事・制度・インフラ(・経営)を作っていくのかがカギ。

その一貫性と徹底度合いが大事なのだと思う。”

 

エマソンでもものすごく徹底した経営管理を行っていた。

まず、マネジメントという仕事とは何か。

これは、成長と利益率の目標達成を支える投資機会を見つけ、

それに取組み成功させることと書かれている。

この入口の言葉を読み、想いだけではいけない

成功につながるファクトとロジックが本当に重要なんだと感じた。

 

そして次に経営者が今何をすべきかわかっていないのではなく

何をすべきかわかっているにも関わらず何らかの理由ですべきことをしない

といった視点はものすごい自分に跳ね返ってきた。

そして、エマソンでの実例を読み進めたが

これはエマソン流の取組でありとても共感する事もあれば

自社では、まだ取り入れるべきでは部分がある事も感じられた。

 

“同社の成功要因を突き詰めると、事業戦略をきちんと策定し

それを着実に実行するという、経営の一つの基本を堅実かつ徹底して

実践したことにある。そこには派手さや新規性はないが、

そのように経営の基本を守ることで、これだけ長期にわたり

高業績を上げ続けることができるということだ。”

といった、最後に記載されていた訳者の言葉も重い。

 

いかにやるべき事を組織の中で決めるか。

そして全員が合意して徹底的にやりきることができるか。

当たり前だけど、とても重要な言葉であり

これから作って僕たちも、僕たちらしい経営管理システムを構築して

さらに良い企業となり続ける事を目指したいと思う。

 

今、ベンチャー系の科目を受講しているのと

リーン・スタートアップを朝に読んでいるけど

この経営の本質は繋がっている事に感動した。

 

もちろん、古い経営とひとことで済ましてしまうと

新しいものに脱却しないといけないと考えてしまう。

だけど、古いものの中には普遍的で重要なものも当然ある。

そして、多くの企業が、それを実践し成功している背景もある。

 

この当たりの勘所が経営のセンスでもあり

学びの先にあるものなのかなと最近は考えるようになってきた。

いずれにしても、まだまだ課題は山積みであり

経営について何もやれていないわけで内省に終わらず

本当にやるべき事に注力するためにも

やらない事をそろそろ決めないといけないのかもしれないなんて

少し考えたりしている週のはじまり。

まあ、今週もがんばりましょ。

 

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管理会計について本質から学びなおすことが出来る一冊

なんのために数字を取り数字で語るのか。

 

今期は、久しぶりのカネ系科目であるMGAを学んでます。

MGAとはManagerial Accounthingといって管理会計という意味です。

 

通称アカⅡと言われる科目で以前アカⅠでは財務会計を学び

B/SやP/L、C/Fといった財務諸表を作るだけでなく

いかにその定量的数字から企業の状況を把握し

戦略や分析といった打ち手につなげるかということを学んだのですが

本当によく知らずにやってきたなというくらいに

今は自社の経営に役立っているという状況です。

やっぱり、経営者は本業はもちろんなのですが

経営という仕事について学ぶことがいかに大切か痛感します。

 

しかし当時アカⅠでも少しだけ管理会計について触れていたのですが

それから、約1年と半年が過ぎ、その間に経営戦略やオペレーション戦略

企業理念と社会的価値、マーケティングという科目を学びながら

経営の全体像が繋がりだすなかで、今後の自社がどのような立ち位置で

どのような方向性を持って進むべきかというものが

今現時点での僕の中でかなり解像度があがってきていると感じています。

 

ただ、結局経営はひとりでやるものではなく

スタッフのみんなと動かしていくという視点がものすごく重要で、

今回MGAを学ぶ前から、あの科目はヒト系だよとアドバイスをもらっていましたが

どういう意味だろうと思っていたけれど

この本を読んでめちゃくちゃ腹落ちしたという感じです。

 

今の僕のフルの知識で語るとすれば

経営者には、まず何かを成し遂げたい強い想いと覚悟が必要で

そして、その成し遂げるべき物事に対する状況を観察しながら

外部や内部の環境となる事実をしっかりと読み取らなければいけない。

そしって、その上でいかに成し遂げるかを考え尽くさなければならない。

 

いかに成すために重要な要素を分解しながら明確に抽出できるか

ここまでは経営者の中だけでも、まずは素案は作れると思います。

 

しかし、このいかに成すべきためのことを実行できるかは

規模にもよるけれど大きなコト程、経営者のみで行うことはできない。

いかに解像度を高め成すべきコトの先にある

あるべき姿を共に働くヒトたちと想いのところから共有できるか。

要は経営者の心の内を開示して共感を抱いてもらえるかが勝負だと思う。

 

そして、実際に成すべきことを実現するために

重要なアプローチとして、人材マネジメント(HRM)と管理会計(MGA)

をいかに回せるかが重要な経営者の打ち手だと感じた。

そして、そのためにいかに自らがリーダーシップを発揮できるか。

さらには、このHRMとMGAについての仕組みの設計を

いかに、心地よく創り上げる事ができるかが経営のセンスなんだと感じている。

 

僕は、個人的には人はもともと善であるという考えで生きている。

しかし、HRMやMGAのように評価されるということは

成果を出している人にとっては心地よいものとして、さらに成長を促すかもしれない

しかし一方で、厳しい評価をしなければいけない人にとっては

本当に辛い経験とさせてしまうかもしれない。

 

だからこそ、真剣に評価を行う一方で

この評価が人に与える影響度合いについても真剣に捉えなればいけない。

それこそが人材マネジメント(HRM)と管理会計(MGA)の

とても重要な要素であり、悩み続ける難所だと思う。

だけど、この難所に挑み続ける事が最終的に成すべき事を成す為の

戦略を心地よく実行するための経営なんだと思う。

 

“現場に流れているのは、カネだけではない。

人々が共同で仕事をしている現場には、常に感情も流れている。

自分の成果を少しでも大きくしたいという欲求もあるだろうし、

その努力が実を結んで優れた成果として評価されれば、うれしいと思うだろう。

それが、また次の努力への意欲をもたらす。

あるいは、いい仕事の成果がみんなの努力の結果として生まれれば喜び、

誰かが邪魔をすれば落ち込む。

現場には、こうしたさまざまな感情が常に流れている。

だから会計データは、単に金額や数字というだけでなく、

現場の人たちの感情や行動が集約されたものでもある。

その点に深く留意してこそ、生きた管理会計システムが作れる。

生きた管理会計システムは、組織を動かす力をもち、経営の武器になる。

そんな管理会計システムを作るためには、

現場で日々記録される会計データが決して無機質なものではなく、

その背後に人の感情や行動があることを心の底から理解しなくてはならない。”(文中より)

 

今13期がはじまり、コトスタイルでは期初会議を行い

例年以上に時間をかけて、進むべき方向、成すべきことについて話している。

この企業としての営みがいかに社会、そして自分たちに跳ね返るか

ここをしっかりと考え尽くして、できれば全員が腹落ちした状態で

その腹落ちした状態だからこそ、心地よく仕事ができるような

HRMとMGAの構築を僕は考え尽くさなければいけない。

 

“管理会計システムの役割を情報システムに限定して考えるのではなく、

むしろ影響システムとしての機能を中心に考えるべきだということ。

影響システムとしての機能を狙って管理会計システムを設計する際には

意図せざる影響が極力小さくなるように、

事前にあらゆる可能性について考えを巡らせるべきだということ。

そこまでしてはじめて、「現場が動き出す会計」が実現するのである。”

 

本当にHRM構築においても運用がいかに重要であるかを学んだが

この管理会計についても全く同じだと感じている。

そして、設計して終わりでもなく運用が一発で完成するわけでもなく

いかに、自社にとってよりよい管理会計を作り出せるか

ここに執着して経営を行える視点をもたなければいけない。

 

“人間に対する理解を深めることと、会計データと現場の突き合わせを繰り返すこと。

高い現場想像力へと続く道はいずれも平坦ではなく、むつかしい王道といえる。

しかし、優れた創業経営者には、この2つの王道を創業時から

実践してきた方が多いように思われる。”

 

さいごに、先輩経営者もこのような仕組みを取り入れていること

しかし、このようなうまくいっている事例を単純に持ち込んでも意味はなく

自分たちなりのものとして、納得できるものをつくる事が重要であることを

しっかりと、肝に銘じながら設計と運用を行いたいと思う。

 

そんな学びから数ヶ月が経つけど管理会計を扱う難しさに直面している。

数日前のブログ記事を読みながら、まだまだだと感じる。

経営という仕事をさせて頂いているコミットとして

やっぱり携わる人から働くが楽しい世界を広げたいと思う。

 

本の内容も素晴らしかったけど、紹介してくださった先生のリーダーシップや

経験からお話くださった本物の経営を僕も実践できるように必ずなろうと思う。

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破壊者の流儀

不確かな社会を生き抜く”したたかさ”を学ぶ

昨今、情報過多となり、人の多様性が尊重される中で

いかにしてコミュニケーションを取るべきか。

組織をまとめる上で、多様な関係者と共に

大きなコトを成し遂げるためのコミュニケーションとはどのようなものか。

 

以前、人に対する影響力について学び

一対一でのコミュニケーションも奥深く難しいものだと感じていたが

さらに、一対複数の関係性のなかでいかに物事を進めるかという点についての

難所であったり、いかに自らを成長させるべきかについて学んだ。

 

“これからの時代、自分の発信したメッセージは

99%が誤解されるか曲解されるくらいに覚悟しておいた方が良い。

それだけに、メッセージの伝わり方に気をつける事が、益々求められてくる。

コミュニケーションを意識する度合いによって、

人生のあり方そのものが大きく影響を受ける時代に

我々は生きていかなければならないのだ。”

 

ちょうど、これを読んでいる中、世間ではビッグモーターが注目されていた。

企業のクライシスに対する対応も、大勢に対するコミュニケーションであり

おそらく、弁解している言葉は99%伝わっていないだろうと思ってみていた。

 

ここは深く言及しないけど、このように良い面、悪い面いずれにしても

これからの時代では、多くの人に対するコミュニケーションが必須となる。

個人の情報力に対する影響力も飛躍的に変化しているし

しっかり、考えて発言し、行動しなければいけない。

 

そして、しっかり考えて発言するコミュニケーションは

小手先のテクニックではなく覚悟をともなう。

 

というのも、人が説得で動く時代は終わりつつあり、

説得されることを嫌う人々が増えているという背景がある。

説得されるのではなく、自分で納得することこそが

行動に対するパワーとなっていることを理解しなければいけない。

 

しかし、覚悟することに対しても注意が必要になる。

それは、人間には思い込みの功罪というものがあるから。

 

だけど、人は思い込まない限り行動できない。

思い込みがあってはじめて行動にうつすことができる。

だけど、その思い込みこそが障害になり、覚悟に影響を与えるのだと思う。

このように考えれば考えるほどにコミュニケーションは怖くなる

 

だけど、コミュニケーションなくしてこの時代でコトを成すことはできない。

それくらいコミュニケーションについて戦略的であらなければいけない。

 

正直、過去にもこちらが意図している想いを伝えれば解決できると考え

コミュニケーションをとったにも関わらず思いもしない方向へと

話が飛躍的に進んでしまい、自分では手がつけられなくなった経験が多々ある。

今思い返せば、本当にその人の立場になって物事を捉えていたか

自分の目線だけで物事を進めようとしなかったかと反省する。

 

いかに、戦略的なコミュニケーションが重要かという事が理解できた上で

何を、大切に考えコミュニケーションをとるべきか?という問いが生まれるか。

その答えこそ、「立ち位置」と言われるものだと記載されていた。

 

「立ち位置」は、僕の好きなサッカーで本当によく使う言葉で

すごくイメージしやすかった。相手のポジション、ボールの位置、スペース等

様々な情報の中で相手を見て立ち位置を変えることで優位なプレーにつなげる。

ボールを持っていない時こそ、いかに立ち位置を工夫するかで勝負が決まる。

それくらいサッカーでは重要な言葉だけど、ここで使われた事には驚いた。

 

では、企業として、個人としてどのような立ち位置をとるべきか。

今後あらゆる企業がその「立ち位置」を問われる時代になる。

なぜ、そこに立っているのか?何を考えてそのポジションを選んだのか?

それは、企業として、何に貢献しているのかということや

どのような役にたっているのかという自社の存在の意味に置き換えられる。

 

そして、なぜその立ち位置に立っているのかという意味を

周囲に伝え、納得してもらうことこそが重要になっていく。

そのポジションをとることについて、仲間はどう感じているのか?

コーチは?観客は?相手チームは?どう感じている?

お客様は?協力会社は?競合企業は?社会は?どう感じている?

 

この「立ち位置」をいかにつくれるかによってステークホルダーや社会に対して

戦略的な関係性を構築し、周囲のあらゆる人達と

つながりを持てることができるし、とても大切な関係性を構築し

企業として、個として、成し遂げたいことを実現する作法になると学んだ。

本書の内容に戻ると、織田信長という人がなぜ天下布武を掲げたか

そして、今まで戦国武将がなし得なかったことを次々と成し得たか

実は、そんな時代背景からこのようなコミュニケーション論が論じられている。

 

僕自身も、12年前にコトスタイル株式会社を創業してから

少しずつ規模を拡大してきたけど、今後このコミュニケーションに対しては

もっと、突き詰めて考え尽くし行動しなければいけないと

心改め肝に命じたいと思う。

 

7月に詠み始めた破壊者の流儀と共に

戦略コミュニケーションと授業を受けた。

より立ち位置の重要性を実例をもって学ばせてもらった。

まさに強かなコミュニケーションで勝つ。

おそらく、必ずこの学びが活かされる日がくると思う。

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