仕事を任せてもらえる為の、たった一つの大切なコト。

営業、設計、施工、全ての仕事をするから分かる。

僕達はワンストップで出店のサポートをする事が仕事です。

問合せを頂いたお客様とは、営業、デザイナー、現場管理、開業アドバイザー等

自ら様々なポジションの仕事を切り替えながら行っています。

なんだか、マルチプレイヤーみたいでかっこいいですね。笑

 

自分で、かっこいいとか言ってます。すいません、、、

でも本当は、複雑なデザインだと職人さんに嫌がられると思って

デザインにブレーキをかけてしまったりすることもあるので

スタッフのみんなは大変だし苦しみながら成長してくれています。

 

通常の仕事だと設計、営業等与えられた業務ばかりを行うので

与えられた仕事の中で勉強すればいいから、わかりやすいと思います。

でも、マルチに仕事をするとなると、まずは今の仕事は何かを

判断しながら行わないといけないので、苦労も多いと思います。

 

だけど、ポジションを切り替えながら、仕事の全体像を学べる事で

同じポジションしか知らないよりは、日々の仕事から得るコトが多いと思ってます。

設計や施工の事がわかった上で営業を行ったり

営業の事を考えながらデザインや設計を行う事ができます。

全てのポジションを責任を持って経験するからこそ、

全体の中で今やっている仕事のベストが見えてくると思うんです。

 

成約率が高いのは、仕事の全体像がわかるから。

全体像が見える事で、その場その場でベストな対応ができるので

おのずと、成約率の高い仕事をさせてもらっていると思います。

例えば、物件の紹介という仕事がありますが、通常不動産屋さんは

お客様の目的は、気に入られた物件を借りる事だと考えます。

しかし、本当の目的は借りる事ではなく、この場所でお店をオープンするコトです。

 

この間違いが何を巻き起こすかと言えば、不動産屋の強引な営業です。

不動産屋さんって、なんであんなに強引な営業を

するんだろうって思った方は少なくないと思います。

まだ、探し始めたばかりで、他にどんな物件があるかもわからないのに

テナントを借りてからの工事の金額も分からない状況なのに

今決めないと、他の方が借りてしまいますよって言うんだろう。

 

この理由は簡単で、本当に他の方が借りてしまうからなんです。

もし、少しでも借りる気持ちがあるのなら、他の方が見つけちゃう前に

申込みだけでも入れておきましょうという営業トーク。

不動産という仕事だけを注目すると、借りるか借りないかだけなんです。

でも、お店のオープンまで考えると、話す内容は変わってきます。

この物件を抑える為に、改装の見積りを取ってみては如何ですか?とか

考えているような人通りはありますか?席数はとれそうですか?等です。

 

お客様は物件を探しながら、借りる事よりも

借りたあとの事を必死で考えておられるケースがほとんどです。

そんな段階で借りますか?やめときますか?って聞いても

いや、ちょっとまだわかりませんってなるに決まってます。

 

それよりも、お店を出す目的が達成できるかどうか

それに必要な事は何か、また如何に対策すればよいかを

提供してあげる事で、大きな信頼を得る事ができます。

僕自身、当社を設立するまでに2社で勉強させてもらいましたが

当時に比べても高い成約率が達成できていると思うので

全体像をつかんで仕事をするコトの大切を痛感します。

 

任せてもらう為には、必死で必死で考えるコトが大切。

とはいえ、全体像を掴みさえすれば仕事を頂けるかとなると

そんな、甘いわけがないに決まっています。

全体像を知ってしまっているからこそ、いかにゴールに向かうかを

しっかりと提示できるかどうかが、大切になってきます。

 

具体的には、いかに成功するお店創りをサポートできるか。

当社のミッションにも掲げている言葉です。

この成功というものは人それぞれに存在するものと思っています。

繁盛するお店、趣味のお店、誰かの為のお店、、、

お店を出店する背景に耳を傾けないと、本当の成功は見えません。

 

そして、そんな成功のお店のイメージを聞き出せた時に

いかに、成功を実現できる提案が出来るかが重要です。

最近、カフェの移転工事の3社程の相見積りに参加させて頂きました。

相見積りとは、3社がそれぞれお客様の希望を伺って

それに対する提案を行って決める仕事の選び方です。

 

一回目の提出が終わった時に、担当のスタッフと話したら

うちに決めてもらえそうという言葉が帰ってきました。

確かに、提出した内容も予算も施主の要望を満たしていました。

だけど、プレゼンをしている時にこれが完成の形ではないと感じたのです。

そこで、改めて再提出のお時間を作って頂き、

それに向けて、また提出資料を作り直す事にしました。

 

そして、先日二度目のプレゼンを行った結果、

当社にご依頼頂けるとお約束を頂く事ができました。

同様に他社も二度目のプレゼンをしていたようです。

ただ、その内容は予算を合わせる為のものがほとんどだったようです。

 

しかし当社は、予算はもちろんですが、一回目のプレゼンで

話していた言葉から感じたお客様の成功のイメージを

もっと具体的に提案したいとスタッフと相談して進めて来ました。

一回目のものではデザインも落ち着いているけれど

お客様が本当にやりたい内容になっていないと

最後の最後まで修正を繰り返して提案させて頂いたわけです。

 

もちろん、いつも上手く行くわけではありませんが

失敗してきた経験から、今回は絶対に任せて頂きたいと強く想い

その為に、必死で必死で考えてきた事が

今回のお仕事に繋がったのではないかと考えています。

担当のスタッフもとてもがんばってくれましたので

本当にうれしい営業の仕事だったと思いました。

 

ここからさらに、設計と施工の仕事がはじまるので

さらに気を引き締めないといけませんが、

仕事を任せてもらうためには、全体像を把握するのはもちろん

把握した上で、必死で必死で考えるというコトが

重要であり、僕達がやり続けないといけない仕事だなと思ったわけです。

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