コロナ禍での創業計画について考えてみた。
コロナウイルスの感染者が京都は19日間ゼロ!
という事で、なんだか記録更新がうれしい最近ですが
お仕事の方は、ゆるりとリスタートしております。
リスタートというよりは、特に休業要請もなかったので
ウィズコロナな働き方を模索しながら
今日も変わらず創業の仕事をさせて頂いってるという感じです。
そんな感じで毎日をマイペースに創業と向き合っていますが
ここに来て、いろいろな事がわかってきたので
ウィズコロナな創業計画と題してまとめておこうと思います。
コロナによって創業に大きな影響が出たひとつが融資です。
日本政策金融公庫や民間の金融機関では
コロナによる無担保無保証の特別融資が発表され
かなりの企業が申込みをおこなっています。
僕たちも4月頃からお客様の融資がストップしはじめ
色々なところにヒアリングを重ねて来ましたが
どうも、このコロナ融資のおかげで
通常のペースで創業融資が実行されなくなった事がわかりました。
当初はコロナの影響で金融機関が出店の後押しをせずに
貸し渋りのような状況になっているのではと危惧しましたが
決してそういうわけではなく、ただただ多くの行列が出来ていて
ざっくり、普段であれば1月という話が3月と遅れている様子です。
事実3月頃にとまっていたお客様には7月頃に動けそうという
ちょっと期待感のある連絡も入っているようです。
そこからわかることは、今創業融資を検討している人がいるとすれば
一刻も早く申込みの行列に並んでほしいという事です。
準備が整っているなら、いち早く順番にならんでほしい。
先日4月中頃の申込みの方を5月末に面談しているとうかがいました。
担当さん曰く、結果が出るのが7月くらいかなぁという感じです。
このような状況からも、融資を申込みたいのなら
1日でも早く書類を揃えて申込みをする事で少しでも早く結果になるでしょう。
ただ、あまりにも資金が逼迫している企業には
優先的に進めるとおっしゃている金融機関もありますので
金融機関選びもコロナ前と後では変わってきそうです。
とはいえ、以前と同じように借りれるのかといえば
おそらく、そんな事はないと思います。
ワクチンができるまでかわかりませんが、
新しい生活様式というものがしばらく続くと考えられます。
すでに出店していたお店は、まさにコロナの打撃を受けています。
そんな中で、飲食店ならテイクアウト販売を強化したり
美容室なら、席数の感覚をあけたり、衝立を準備しながら
他にもウィズコロナな経営を必死に模索している状況です。
なので、これから出店する人たちも
出店するときには、コロナ前のようにと思わずに
変わってしまったウィズコロナの創業計画を
急いで準備してほしいと思います。
これは、わたしの勝手な考えになってしまいますが
金融機関さんも、相当コロナの実情を見られています。
悪いところも、良いところも、、、
そう、良いところもあるはずなんです。
感染リスクはしっかりと危機管理対策を講じて
販売チャネルを絞り込まずに多角的な販路を確保する等
今、必死で対応に追われている多くの店舗を参考にしながら
計画を更にブラッシュアップさせてください。
すでに、外食は少しずつお客様が帰ってきているようです。
美容室に関しては緊急事態宣言で控えてたお客様が一斉にくるなど
かなり、忙しいという話も聞いています。
経済を止めるわけにはいかないという政治的観点からも
創業が完全に止まってしまうということもないでしょう。
ただ、ウィズコロナな条件で成功するというエビデンスを
しっかりと計画段階で提示しておくのはマストな気がします。
次に抑えておきたいのが出店の時期です。
今までは、物件が見つかってからは特にスケジュールがタイトでしたが
家主さんも、いつ入居が決まるかという不安があります。
ここは、今まで以上に入居のタイミングについては
家主さまに無理をお願いするという気持ちを持ってください。
通常なら現時点で申込む場合7月初旬入居が一般的ですが
8月もしくは9月、10月といったスパンで相談しても良いかと思います。
融資も実際にいつ実行されるかわかりませんし
家賃が発生してしまったら後戻りは出来ません。
もしも、スタートを遅らすコトが可能であれば
できるだけ余裕をもったスケジュールで進めてください。
きっと金融機関さんの評価もあがると思います。
そして、家主さんにはスケジュールと合わせて
家賃の交渉もぜひ行ってみてください。
正直、京都のテナントの相場がどのようになるか
僕たちプロでもわからない状況です。
ただ、出店希望者が激減してしまうかもしれないといった
不安は多くの方がよぎっていると思います。
事実、多くの既に出店された方が家賃の減額交渉に成功しているようです。
今の入居者さんにがんばってほしいという気持ちと
今の入居者さんが退去してしまったら次の入居は大丈夫か
家賃は入ってくるのかという心配があります。
当然出店してからお客さんは来てくれるのかといった
こちらにも心配があります。
だからこそ、お互いに心配な点を共有して
お互いが納得できる条件で契約を目指してほしいと思います。
ウィズコロナな創業の計画をまとめると、
融資は少しでも早く申し込む。金融機関は絞らない方が良いかも。
すでに出店している店舗を参考にウィズコロナな経営計画を作っておく。
出店スケジュールは余裕をもって、家賃も納得できる相談を。
このような事は、最低限やっておいてほしいと思います。
時代の変わり目ですね、しっかりと機会を伺いましょう。