売買価格の減少はテナント賃料に影響はあるのか!?
物件探しからワンストップでお店創りが出来る。
宅建業者としてテナント物件を探して
物件が見つかれば設計事務所としてデザインを提案
もちろん工務店として工事まで行います。
9年前に「これや!」って事で会社を起ち上げて
まあまあ大変な事ばっかりではありましたが
たくさんのお客さんとの御縁を頂いくことができて
そうした活動を行政の方にも認めて頂いて
京都市や京都商工会議所のセミナーでも話す機会を頂いたりと
なんとか、今日までやってこれる事が出来ています。
最近では、今営業している物件を売って
移転を考えているという方から相談を受けたり。
テナントの移転や活用と合わせて
ご自宅の売却についての相談を受けたりと、
売買に関わるご相談が増えて来ています。
売買の場合は、やはり日々売買業務を行っている
廻りのスペシャリストな友人にも意見を聞きながら
個別の相談には対応しているのですが、、、
そんな売買系の友人達は揃って価格が下がったと言っています。
例えば先斗町の物件
所有者さんはできれば7億最低でも5億で
売りたいと考えているようですが
実際のところは4億ほどという見解。
1年前なら5億いけたかもなんて話を聞きました。
自宅についても、京都の中心部で
少し前なら5千万だった物件を1億5千万で買いたいなんて話も
耳にした事があったのですが、今はどうなんでしょう。
先日別件で訪れた分譲マンションは
所有者さんの希望価格よりも1,500万ほど低い見積もりでした、、、
とまあ、かなりバブル時の様に上がっていたものが
止まってしまって、下がってきているという事は間違いないようです。
中には、大きな物件を抱えて苦労している方もいるなんて
ちょっと怖い話も聞いたりします。
とはいえ、テナント賃貸の方はというと
そこまでの下落感は感じませんし、上がったものは
しばらくそのままという感じを受けています。
ここは、少し売買と性質が違うところですね。
毎日物件情報をチェックしていますが
強気な物件もまだまだあるし、、、(決まってませんが、、、)
意外と安く設定されている物件もあります。
このあたりは相談を受けている不動産屋さんの
考え方なんかも影響しているんだろうなって見てます。
テナントは借りたい人がたくさんいるけれど
類似する物件が少ないので査定も住宅に比べると難しいですね。
なかなかいくらですって言い切れない部分があるので
いろいろな部分を加味しながら設定価格を決めて
市場の反応を確認しながら落とし所を探すのが良い気がします。
まあ、そう考えると、なかなか現状から
下るということにはならないのかなという印象です。
とはいいつつも、民泊ブーム等を発端に
ぐっと上がった京都のテナントの賃料相場では
飲食店や美容室さんの事業計画は
なかなか厳しいものになってしまいます。
賃料が上がったからって、飲食代やカット代は変わらないので、、、
そうすると、現実的に本当にこれじゃ無理だといった
状況が続いてくると、リアルに借りれる人がいなくなって
借りて商売できる家賃に向かって
少しずつ賃料も安定していくような気もします。
というよりは、安定できるようにしていかないと
京都の街にお店がなくなっちゃいますんで
受け身で考えているだけでもいけない問題な気もしますね。
新型コロナウイルスの影響も心配です。
リーマンショック以上の経済不況になるような事が
日々いろいろなところで騒がれていますし
そうなると、借り手の減少に繋がるかもしれません。
高く貸したい家主さんと、安く借りたい入居者さん
色々な外的要因の影響を受けながら
双方納得できる賃料が決まると考えると
本当に奥が深いし、日々勉強という感じです。
色々と学べる事が多い毎日に感謝です。