西本願寺の近くにて、フレンチレストラン「L’aparté Kyoto」様のオープンのお手伝いをさせていただきました。
老舗の仏具店や念珠店などが立ち並ぶエリアで、こちらも古くは仏具屋だったという町屋のリノベーションとなりました。
店名のL’aparté(ラパルテ)にはフランス語で「内緒話」という意味があるそうです。
なんでも話せる、たくさんの会話が生まれるリラックスしたレストランでありたい、というオーナー夫妻の想いから命名されました。
そのような想いから店内はアットホームで落ち着きのある空間となるように計画しました。
ご夫婦が所有されているアンティーク家具や絵画が馴染むよう天井と壁にはシンプルな色のクロスを、照明は温かみのある電球色を採用しました。またくつろいで食事ができるように席数はカウンター席、テーブル席あわせて10席ほどとゆとりを持たせました。
店内中央の一際目を引く暖炉はご夫婦が計画当初から置くと決められていたもので、この暖炉をベースに丸鏡の位置や棚の高さなどのデザインを進めました。暖炉のゆらめく炎は店内をよりリラックスして過ごせるアットホームな雰囲気をつくりだしています。
店内奥のカウンター席は半個室の様な空間で、坪庭を眺めながら食事を楽しむことができます。元々集成材だった既存の天板に、深緑でつやのある窯変タイルを貼り仕上げています。窯変による複雑な色合いがいい味を出しています。
厨房はオープンキッチンとなっており、厨房に面したカウンター席では調理の光景とオーナーシェフとの会話を楽しむことができます。
カウンター天板にはユーカリバールという樹種を採用しました。まだら模様の木目が特徴的でとても個性的なカウンターに仕上がっています。
ちなみにオーナーシェフでフランス出身の旦那様は、これまで世界各国のミシュラン星付きレストランで長年勤務された経験を持っておられる方で実力は折り紙付きです。
料理にも店内にも全てに細部までご夫婦のこだわりが詰まっており、最高のひとときを過ごせること間違いありません。ぜひ一度訪れてみてください。
Instagram▶@laparte_kyoto
内容:テナント仲介・店舗デザイン設計施工
業種:飲食店
広さ:約53.94㎡(16.30坪)
住所:京都市下京区西若松町247-3(Google Map)