2021年11月、インバウンド向け旅行サービス会社「TWO STREETS BACK」が、事業スタートに向けて事務所兼案内所を開設しました。ビルの3階という隠れ家的な雰囲気ながら、中心街へのアクセスもスムーズな好立地です。
コロナ禍の影響が続く中、オーナーの池田和男さんはどのような想いでこの事業をスタートすることにしたのでしょうか。コトスタイルに依頼したきっかけや、空間づくりのこだわりとともにお聞きしました。
前編・後編の2回に分けてお届けします!
希望物件をコトスタイルが取り扱っていたので
そのまま内装もお願いすることにしました
―現在、この場所で新しい事業の準備をされているとお聞きしています。まずは「TWO STREETS BACK」の事業内容をお聞かせください。
池田さん:
外国から日本に来られる方、つまりインバウンド向けの旅行サービスを予定しています。ありきたりな団体旅行ではなく、2度目以降の旅を楽しんでいただくためのツアーを企画・販売したいと思っています。ここは事務所兼案内所として、観光客の方や添乗員の方にくつろいでいただいたり、旅の情報をご提供したりする場になります。
―コロナ禍の影響がまだ色濃い中、このような事業をはじめようと思われたきっかけは何だったのでしょうか。
池田さん:実は事業を始めようと思ったのはコロナ禍がきっかけです。2016年から京都・上七軒の町家を改装したゲストハウス兼カフェを営業していました。20年ほどオーストラリアに住んでいた経験を生かし、オーストラリア人のビジネスパートナーとともに外国人の宿泊者向けの体験を企画したり、情報発信を続けていたんです。
ところが、コロナ禍により海外からのお客様は途絶えてしまいました。突然のブランクに戸惑いましたが、以前からツアー企画をしたいという気持ちがあったので、この機会に旅行業管理資格者を取得して本格的に事業化することにしました。
―ピンチを逆手に取って、新たなチャレンジをされるのですね。
池田さん:そうですね。これまでも、ゲストハウスに芸妓さんをお呼びしてお客様と交流するイベントを企画したり、ツアーリーダー(添乗員)をしたりはしていました。新事業でもその経験を生かせたらと思っています。コロナ禍はまだ予断を許さない状況ですが、2022年春ごろのスタートを見込んで、今いろいろと動いているところです。
―今回は、コトスタイルが物件のご紹介からお手伝いさせていただいたそうですね。
池田さん:今年6月ごろから物件を探していたら、ちょうどこの場所が目について。問い合わせ先を確認したところ、コトスタイルさんが取り扱っておられたんです。それが出会いでした。
―物件はどのような条件で探しておられたのでしょうか。
池田さん:事務所スペースと、ゲストの方にくつろいでもらえるスペースの両方をつくれる広さであることが第一条件でした。もう一つ重要なのは、旅行客の方にもわかりやすい立地であることです。
ここは広さがちょうどいいし、大通りから1本離れた落ち着いた雰囲気でありながら、河原町通りや有名なホテルが目印になって説明しやすい。中心部からのアクセスのよさも魅力でしたね。
本当はもっとじっくり探すつもりだったのですが、いい条件がそろっていたので決めてしまおうと(笑)
―なるほど(笑)。内装の施工もコトスタイルにご依頼いただいていますが、決め手はなんだったのでしょうか。
池田:物件を契約する段階で、コトスタイルさんが内装も手がけておられると聞き、見積をお願いしました。相見積もりで他社も検討しましたが、どこも価格は同じくらい。ただ、コトスタイルさんは対応が早く、スケジュールもクリアに出してくれました。そこが決め手でしたね。
―数社の中から、コトスタイルを選んでいただいたのですね。
次回は、リノベーションがどのように進んでいったのかを詳しくお聞きしていきます!
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