ジュエリーショップ アトリエタマリ様

三条富小路にあるジュエリーショップ アトリエタマリ様のリニューアルのお手伝いをさせていただきました。

 

主な施工内容としては、事務所とショップを隔てる間仕切壁の造作と、ディスプレイ台と収納を兼ねた什器の造作です。

 

間仕切壁は、ジュエリーをキャンドルや飾るため、ニッチ棚を設け、上部に間接照明を仕込んでいます。表面は塗装仕上により、洗練された白色で統一されたことでアンティーク家具がより映えようになりました。

 

什器も同様の塗装仕上で制作いたしました。マットな仕上がりのため、ジュエリーの細やかな輝きを引き立ててくれています。

 

温かみもありつつ清潔さや上品さを持ち合わせた明るい空間に仕上がりました。素敵なオーダーメイド指輪とともに特別な思い出を作りたい方はぜひ訪れてみてください。

 

内容:店舗デザイン設計施工

業種:ジュエリーショップ

住所:京都市中京区三条通富小路西入中之町20番地 SACRAビル2階 B号室

広さ:約48㎡(14.5坪)


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飲食店 酒恵こに紫様

この度、祇園町北側のビル2階にオープンされた酒恵こに紫様の設計施工をさせていただきました。

 

壁と天井を深い渋みのある茶褐色のクロスで仕上げたことで、落ち着いた上品な店内に仕上がっています。ガラスシェードのペンダント照明の柔らかい光との相性も良く、温かい店内を演出してくれています。

 

当初は床も既存利用予定でしたが、工事中に根太の弱りが分かったため床も張替えることになりました。張替えるとやはりグッと深みが増し、伊賀や信楽などの焼物食器が並ぶ家具を引き立ててくれています。

 

居抜き物件であったことから既存の什器やカウンターを生かした改装を行い、工事は小規模で抑えられました。

 

オーナー様のこだわりがぎっしり詰まった空間でお酒を嗜みに、ぜひ足を運んでみてください。

 

内容:店舗デザイン設計施工

業種:バー

広さ:約23.80㎡(7.8坪)

住所:京都府京都市東山区祇園町北側347-43 富貴ビル2

 


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11月の行事でお店を彩ろう!販促アイデア集!

お客様の心を引きつける、11月ならではのアイデア集

11月に入り、街が少しずつ冬支度を始めるこの季節。

僕はまだ半袖で過ごしています。

とまあ、そんなくだらないことは置いといて

今日はそろそろ考えるべき販促について考えてみました。

 

まずは、少し先ですが、そろそろクリスマス準備ですね。

11月中旬からツリーを飾ったり、店内に小さなライトを配置したりと、

ほんのりとクリスマスの雰囲気を漂わせると、

お客様の気持ちもほっこり温かくなるかもしれません。

夜になるとライトアップが際立ち、道行く人の足を引きつける効果も期待できますね。

 

また、11月は受験シーズンも間近です。

うちの息子は来年ですが、今からなんだかそわそわしますね。💦

合格祈願や幸運を呼ぶ縁起物の販売企画を考えてみるのもおすすめです。

勉強のお守りや、ちょっとした励ましの言葉を添えたアイテムなど、

キットカットなんかは定番商品ですが、最近は色々あるので物色しても良いかも。

お気持ちのお土産などでお配りするのも良いかも知れません。

 

さらに、11月21日はボジョレーヌーボーの解禁日。

毎年気づけばこの時期で、慌てて買っている気がしますが

少し早めにアナウンスしてあげると親切ですね。

ちょっと特別感のある演出が、お客様の興味を引くきっかけになるかもしれません。

ワインをあまり飲まない方にも、手に取りやすいサイズや価格での提供もおすすめです。

 

また、「いい夫婦の日」(11月22日)や「いい肉の日」(11月29日)も見逃せませんね!

例えば、いい夫婦の日にはご夫婦やカップル向けのペア特典を用意したり、

いい肉の日には肉料理の特別メニューを提案したりと、

楽しいアイデアでお客様に喜んでいただける工夫ができます。

特に肉好きの方には、少しユニークな企画が響くかもしれませんね。

 

そして、11月下旬にはブラックフライデーが控えています。

このタイミングでセールや特典を設けることで、

多くのお客様に訪れていただく機会を作りましょう。

一昔前はそんな言葉すら聞かなかったのですが

昨今のインターネットの進化のおかげで定番化しましたね。

実際Amazonなんかでもセールがはじまりますし

お店の備品を揃える機会かもしれません。

 

11月は行事が盛りだくさんですね。

いつもと違った雰囲気作りができるチャンスがいっぱいです。

そして気がつけば年末に差し掛かり大忙し。

忘年会や新年会のご案内もわすれずにしてくださいね。

 

この季節の楽しさをお客様と共有しながら、

訪れるたびに「また来たい」と思っていただけるような、

あたたかなひとときを提供できると素敵ですね。

11月も、もう気づけば半分経ちそうですが

まだまだ間に合いますので、良い準備でしっかり備えて

年末走りきれるようにしていきましょう。

当社ももちろん頑張ります。


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今だからこそ知りたい!外食オープンに役立つ消費者のリアルな声

今の消費者が求める外食スタイルとは?データで見る店舗作りのヒント

飲食店をオープンしようと考える皆さま、

今の消費者がどんな外食スタイルを求めているか気になりませんか?

コトスタイルでは、株式会社ファンくる様のメルマガで紹介された

「ファンくる」会員の方々を対象にした意識調査レポートを参考に、

最新のトレンドをもとにした考察をお届けします!

 

2024年9月に行われたこの調査によると、

なんと約80%の方が夜に外食を楽しんでいると記載がありました。

一方で多くの方が「2時間以内」で食事を終えているというデータも。

 

このトレンドから、長居しやすいカジュアルな空間も良いですが、

「サクッと食べて気軽に出られる」ようなデザインも人気の秘訣になりそうだなとかんじました。

トレンドに流されすぎるのは、正直おすすめはしませんが

大きな人の行動特性は掴んでおかないといけないと思っており

このあたりは、よく熟考して店舗コンセプトを決めていかないといけないと感じます。

 

また、グループでの利用も少人数が主流で、

91%が4人以下のグループで来店しているそうです。

確かにコロナ禍以降、大勢での外食が減った印象がありました。

当社の運営にかかわる「枯らし熟成焼肉つつい」でも

4名以下のご予約が多く、数字の実感が湧きますね。

そういう点からレイアウトについても、ヒントがありそうです。

 

さらに、注目すべきは食事にかける予算でした。

半数以上の方が「一人当たり3,000円以下」を目安に利用とあり、

リーズナブルでお財布に優しいメニューが人気のようです。

しかし、リーズナブルにすることは、客単価が減少することになるため

その分の客数の増加が必須になってきます。

ここで肝心なのが人員とオペレーション対策です。

人件費の上昇なども気になるところですね。

事業計画にはゆとりをもたせることを検討しないといけませんね。

 

さらにお酒を飲まない方も約半数ということで、

ソフトドリンクやノンアルコールカクテルの充実が求められているようです。

これも実感がありますが、お酒が大好きなわたしにとっては残念なデータです。

でも、こういったリアルなデータと向き合って

お酒以外の外食の魅力をしっかり考えることが大切だと感じます。

 

最後に「はしご」利用、つまり2軒目として訪れる人も一定数(13%)いました。

13%という数字はかなり少ない印象ですが、そんなことも言ってられません。

飲食店のコンサルティング関係の情報からも事業ドメインを多角化することが進められています。

料理というコンテンツをあらゆる方面で販路を増やしていかなければ

なかなか、期待する売上と利益が確保できないということなんだと感じています。

 

今回のデータでは、非常に厳しい業況感を感じてしまいましたが

こういった事実を受け止めながらも、柔軟に考え実行することが経営には大切です。

僕達自身も、この数字については危機感を感じながらも

さらに、皆様のお役にたてることを考えていかなければいけないと感じることができました。

昨今はこの様に様々な企業様からのデータが安価に入手することができます

日々忙しい店舗運営の中で、こういったデータを観る時間も限られますが

僕達なりに噛み砕きながら、お伝えしていければと思っています。

 

さいごまでお読みくださりありがとうございました。

次回のオミセツクルコラムもお楽しみに!

お店の出店以外にも、現在の経営中のお悩みなどもお気軽にお問い合わせください。

多くの店舗様とのお付き合いの中で蓄積してきたノウハウをもとに

お店のコンサルティングについても行っておりますので、

ご興味がある方は、こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

それでは、また次回よろしくおねがいします。


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⚡️「電灯」と「動力」って聞いたコトありますか?⚡️

 

店舗のテナント設計施工で、電気にまつわるお話です!

先日、とあるテナントで「動力の増設」の施工をさせていただきました。

 

 

ところで、

 

 

\ 「電灯」と「動力」って聞いたコトありますか? /

 

簡単にいうと、

電灯」= 普通の電気。※一般家庭に送られている電気はほとんどこちらの電気契約。
動力」= 強めの電気。※一般家庭ではめったに使わない容量の大きな電気契約。

 

この2つは、そもそもの電気契約が異なるため
電気のメーターも別々に2つ並んでついていることが多いです。

 

 

 

つまり、
「動力」を使いたい場合は電柱から建物への引込が必要なのです。

 

 

すっごくざっくり説明すると電柱の、

 

上:高圧電線

中:動力の電線(高圧電線から、ちょっと弱めた線)

下:電灯の電線(そこから、さらに弱めた線)

 

みたいな感じです。

 

テナント物件であれば、もとから「動力」が引き込まれている物件も多いです。

 

しかし、
”住居跡の物件をお店にしたい”かつ”動力の機器を使いたい”
などという場合は、電柱からの引込が必要なため費用や期間がかかってしまうコトも…

 

京都ならではの事情で、
路地なかの町家だと前の道が狭かったり私道だったり…
観光地では人通りが多すぎて夜間工事になったり…
物件によって事情は様々!

 

今回の物件は路地なかですが、
元飲食店で、すでに引込みがされていたので時間もさほどかからずラッキーでした。

 

今回の工事では、
・動力はもとから引き込まれているので使用可。
・消費電力のやや大きい、たい焼き鉄板(動力機器)を使用したい。

現状の引込みでは建物全体の容量がこころもとないので「動力の増設」の施工を実施。
という流れです。

 

ただし、
「動力」は、お店を開業するにあたって必ず引き込む必要はありません。
ダクトの送風機・エアコン・大型冷蔵庫・熱機器類、などで使われるコトが多く
必要に応じて、動力引込の要不要を検討していきましょう!

 

まず、ご自身がお店で使いたい厨房機器などで
マストで動力が必要なものがあるのか?を把握していく必要があります。

 

注目すべきは、動力の関連ワード

3φ200V
3相200V

 

 

(↑仕様書を見るとたい焼き鉄板の”定格電圧が3φ200V”になっています…!)

 

今回の物件では、たい焼き鉄板を使うために「動力」の存在がマストで必要でした。
お店で使いたいオーブン・コンロ・冷蔵機器など…

上記のワードが仕様書に書かれているか、あらかじめ把握できているとスムーズですね。

 

というわけで、引き込み申請をしつつ

店内では動力機器用のコンセント配線を行なっていきます。

 

 

↑これが、新しく設置した動力コンセント。

見た目もゴツいです。

 

 

鉄板の納品は、後日になるようですので楽しみにしておきます…

 

後日、たい焼きを食べに来たいと思います🐟

 

たい焼きって、お魚のかたちで可愛くて、素敵な食べ物ですよね🐟

 

こちらのお店のオープン情報は改めてリリース予定ですので、

詳細はお楽しみに…🐟

 

 

 

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美容室 kiri hair design 様

御池通りから南に御幸町通りを下がってすぐ、ビルの2階に、美容室「kiri hair design」さまのオープンをお手伝いさせていただきました。

 

物件の検討段階から、ガスのないビルで美容室の給湯を確保するためにはどうしたらいいか、解体時に残し利用できる部分はないか?など設備や工事内容の調整を行い進めていきました。

 

コンパクトな店内に、2つのシャンプー台とセット面を3席、予備1席を設けています。

 

内装は、長く使いながら後に装飾を変えていくことをイメージして、白から淡いベージュを主体にシンプルでシャビーシックな雰囲気をもたせました。

 

窓にかけた白いカーテンが明るくやわらかな印象をうんでいます。

 

オーナーさまの「常連のお客さまにくつろいでもらいたい」という心が込められたサロンとなりました。

 

 

内容:店舗デザイン設計施工

業種:美容室

広さ:約36.0㎡(10.9坪)

住所:京都市中京区丸屋町333エレメントビル 2階/A (Google Map)


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お店づくりを経営学的に考えてみる

お店づくりは経営のはじまり

今年の3月でグロービス経営大学院を卒業しまして

昔から憧れてたMBAを無事取得する事ができました。

自社の経営にはもちろん、関わる店舗さんにの力にもなれると

頑張って仕事の合間に予習、授業、復習と学んでました。

まだ、応用科目は引き続き取得中ですが

そろそろ、当社のサイトをご覧の方にも少しだけ

お店の出店に関係のあるところをお伝えしたいと思います。

 

第一回目は経営戦略について

みなさん戦略って言葉を聞いてどんな事を思い浮かべますか?

戦争じゃー!とか、差別化?ビジョン?

個人的には孫氏さんがおっしゃっていた戦を略すというのがしっくりきてます。

まあ、著名な先生方が色々書かれてるのでそこはググって

好みのものを見つけてください。

 

さて、では経営戦略を具体的に考えていきたいと思いますが

みなさんはお店をつくるときに何から考え始めますか?

誰に?何を?どのように提供するか?

これは結構いろいろなところで教えていただくと思いますし

これももちろん大切なことです。

 

だけど、これだと、自分と相手の関わりしかないですよね?

うまいもんつくったらお客さん来るんや!

でも同じ味で安い店が隣にできちゃったら大変ですよね?

当たり前のことを言ってますが、この当たり前をついつい考えずに

自分がやりたいことだけをやろうとしてしまうところに罠があります。

 

経営戦略としてまずは、誰に?何を?どのように提供するか?

本来はもっと深堀りしないといけませんがお店のビジョンや理念をつくり

実現したいことするために誰に?何を?どのように提供するか?を考えます。

 

で、ここで終わってはいけないのが外部の分析です。

そもそも、お店出してお客さんが来てくれるような状態なんだろうか?

例えば飲食店だったら、このあたりの客単価はどのくらいだろうか?

そもそもお客さんが来る動機は安さなの?他になにかあるの?

競合を調べたり、業界自体を調べたり、お客さんを調べたり。

そして、その中でこれだったらやれるというものを見つける。

これが外部環境分析から自社の勝ち筋を見つけるということです。

 

勝ち筋が見つかったらそれをやる!で終わってはいけません。

次に内部環境分析といって実際じぶんところでできるのか?を調べないといけません。

勝ち筋というものを見つけたとき、それを出来る人材はいるのか?

そんなサービスをするお金は用意できるのか?

他にも自分のことだからわかっているで済まさずに調べるということが大切。

そして、足りなかったらどうするのかといったことを考えたり。

 

そして、外部環境分析で見つけた勝ち筋に基づく目指すべき形と

内部環境分析によって見つけた今できること。

これらのギャップがなにかをしっかり把握して、それをどのように補填するか。

このような流れでどのようなお店にするべきかということを考えるということが大切です。

意外とお越しになられるお客様は、やりたい想いはすごく強い一方で

ではそのニーズがあるのか?といった分析をされていない方がたまにおられます。

そうすると、ひとりよがりの事業計画となって厳しい業況になる可能性もあります。

 

だからこそ、そんなことがないように経営戦略として

お客様や競合、業界といった外部環境を徹底的に調べる。

自分の想いはもちろん、自分たちが何ができるのかを徹底的に把握する。

そして目指すべきお店の姿に対してギャップを埋めるために行動する。

これを繰り返しながら行うのが経営です。

 

もちろん、これをブレイクダウンしていけば

人事、財務、マーケティングなど細かく知るべきこともありますが

またこのあたりは少しずつ書いて行こうと思います。

お店づくりは決意したときから経営がはじまります。

時間やお金といったリソースがどんどん失われていきます。

だからこそ、決意する前からでも出来ることはやっておくと

きっと、いざというときによかったと理想のお店に立つことができると思うので

少しずつでもがんばってください。

 

もちろん当社もそんなお客様と向き合いながら

僕達が知っていること、経験で学んだことをお伝えしながら

失敗しないお店づくりを提供できるように

今後も情報発信していこうと思います。

 


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焼肉ダイスケ様②

2024年10月17日でオープン7周年を迎える「焼肉ダイスケ」。

前回は、ご来店されるお客様層やコロナ渦で活用された補助金制度の事業についてお話を伺いました。

 

つづいては集客や他店との差別化、今後の方向性などについて、引き続きお話を伺います!

 

 

すべては美味しいお肉を提供するため

その想いはこれからも変わらない

 

——お肉の産地やランクなど、木原さんのこだわりが垣間見られ、また奥様が作られている自家製のアイスクリームやドリンクは素材にもこだわられていますよね。いい食材を提供するにあたって、経費面での工夫について教えてください。

 

奥様:当店のお肉は、カルビ系は近江牛、和牛は鹿児島、長野、佐賀などをメインに、主にA5ランクのものを使用しています。でもできるだけ手頃な価格で楽しんでもらえるようにしたいと思っています。

 

自家製のアイスクリームやドリンクは、すべてオーガニックのものを使っていて、そこは私の強い思いで一番お金をかけています!(笑) 砂糖は上白糖を使わず、甜菜糖を使っています。料亭で出してもおかしくない1個50円もする金柑をドリンク用に使ったこともありました(笑) 体によくておいしいものをお客様に食べてもらいたいので、食材は妥協しません。

 

木原さん:極力フードロスをしないようにしています。実際にほとんどロスがないんです。余すところなく食材を使い切ることで、無駄がなくうまく循環できています。例えばタンだと、タンの先の方は固くなってしまって焼肉には不向きなのですが、タンユッケにすることで美味しく食べていただけます。

——すごいですね!素材をすごく大切にされているのが伝わってきます。近隣にも焼肉屋さんが増えてきているように思うのですが、差別化で意識されているところはありますか?

 

木原さん:特別何か差別化を意識できているわけではないのですが、いかにお客様に喜んでもらえる空間やサービス、体験を提供できるかだと思っています。最近はモバイルオーダも増えてきましたが、いくら忙しくてもお客様と直接関わる時間を大切にし、スタッフが一体となって和気あいあいとした温かい雰囲気を作りたいと思っています。

 

そのためアルバイトのスタッフとも家族のような和やかな関係性を大切にしています。まずは僕たち夫婦が率先して、雰囲気作りをするようにしていて、こうしたらいいんだなと間近で見て学んでもらっています。ただテーブルに運ぶだけが接客ではなく、注文を聞いてお出しすることや、お客様に対して目配りや気配りをすること、そういったことすべてが接客ということをスタッフには伝えています。

 

——アルバイトの方への指導で気をつけていることはありますか?

 

奥様:もちろん楽しく働いてほしいのですが、言わないといけないことはきちんと伝えるようにしています。うちは忙しい時間帯は本当にスタッフ全員バタバタしていて、優先順をつけて臨機応変な対応をしないといけないし、頭も回転させないといけない。覚えないといけないことも多くて本当に大変だと思います。

 

それでも頑張ってついてきてくれて、成長してくれた子たちを見ると本当に感動しますし、希望の会社への内定が決まったと、いい報告をしてくれてとてもうれしいです!社会に出るまでの大切な準備期間なので、一人ひとりの個性を大切にしながら、少しでもこれからの糧にしてもらえるよう、私たちも全力でサポートしたいと思っています。

 

また当店のスタッフは、もともと家族でお客様として来てくれていた子も多くて、お店でスカウトしたりもしているんです。ご家族もお子さんの働く場所のことがわかっていいと思いますし、声をかけてきてくれた子は長い期間辞めずに働いてくれています。

 

——つづいて集客のことでお伺いしたいのですが、instagramやYouTubeで発信をされていますよね。その他何か集客において工夫されていることはありますか?

 

木原さん:instagramやYouTubeでの発信と、googleの最新情報のところにinstagramの内容を連動させているぐらいで、これといった集客をしていないんですよ(笑) instagramのストーリー広告をしようかなと思っていたこともありましたが、動画を作るのも大変で、できていないです(笑)

 

YouTubeは通販事業の一貫で「キハラフウフ」というチャンネル名で、2022年の11月から立ち上がったのですが、外部のディレクターさんに入ってもらって、配信のテーマについて相談しながら取り組んでいます。通販事業の紹介ではなく、あえて配信内容をお肉の捌きかたや僕たちのおすすめのお店紹介などにすることで、まずは興味をもってもらい、お店や僕たち自身のことを知ってもらいたいと思っています。

——YouTubeでは、お2人の仲睦まじい様子やお人柄が感じられてすてきです!

新規のお客様は何をきっかけにご来店いただいているのでしょうか?

 

奥様:実はリアル口コミでご来店いただくことが多いです。「同僚にここのお肉が美味しいよと言われてきました」とか「○○さんにぜひ行って!と紹介されました」とか「△△のお店のシェフにおすすめされたから来ました」みたいな。お客様が次のお客様へとつないでくださっています。

 

——6年9ヶ月お店をされる中でさまざまな経験をされてきたと思いますが、これからお店を始めようとしている人にアドバイスをいただけるとうれしいです。

 

木原さん:まずは不動産屋さんや施工会社さんに相談することが大事だと思います。ちょうど僕の友達にお鮨屋さんをはじめようとしている人がいて、相談に乗っているんですけど、コトスタイルさんに行ったらいいよ、と勧めています!

 

実際に自分が思い描いているものが、どれだけの予算でどんな風にできるのかというのは、自分だけではなかなかイメージしづらいと思うんです。相談する中で今まで漠然としていたものが、より具体的にイメージできるようになると思います。

 

コトスタイルさんは、開業にあたっての相談から物件選び、内装デザイン、施工、スケジュール管理など、すべてやってくれます。そのため開業準備に集中できます。

 

奥様:コトスタイルさんは、こんなこと言っていいかなと思ってしまうような小さなことでも、なんでも相談しやすいですし、何かあったらすぐに駆けつけてくれます。

 

以前、水漏れしてしまったときがあったんですよ。担当者の古谷さんは自分のモンキーレンチをわざわざ持ってきてくれて!どんなときも側で支えてくれる安心感があって、本当に信頼しています。古谷さんのことを家族の一員のように思っています!(笑)

 

——すてきな関係性ですね!

最後にこれからのお店の方向性や今後チャレンジしたいことについてお伺いしたいです。

 

木原さん:まだ少し先の話になりますが、僕たちが60歳を迎えたとき、今の忙しさでは身体が持たないなと感じていて。もちろん、できる限り健康に気をつけて体力もつけて、今の形を続けたいですが、どうしても作業スピードは落ちてしまうと思いますし、今のようにはいかないのかなと思っています。

 

当店では、一番美味しいタイミングでお肉を食べてほしいという思いから、注文が入ってからお肉を切るようにしています。お客様に美味しいお肉を食べてほしい、このお店に来てよかったと心から思ってほしいという一心でお店をしているんです。なので大切にしたいものを大切にしようと思うと、おのずとお店のスタイルが変わることもあるのかなと思っています。例えば、カウンターのみのお席でコース料理1本とか!

 

奥様:お客様に喜んでもらうのと同時に、私たちのこれからの働き方についてもいろいろと模索していきたいと思っています。それに、もしもこの場所でカウンターだけのお店をすることになっても、とてもいい感じになる気がするんですよね!コトスタイルさんには引き続き見守っていただきたいと思っています!

 

 

——7年近く蓄積してきたお店の運営ノウハウは、これからお店をオープンする人にとっても、とても役立つ情報だと感じました。

「美味しいお肉を多く人に届けたい」という木原さんご夫婦の想いは、お客様を惹きつけ、これからも愛されるお店へとさらに進化していくのだと思いました。

貴重なお話をありがとうございました!

 

6年前の記事はこちら:https://www.kotostyle.co.jp/blog/archives/30183

「焼肉ダイスケ」さま HP:https://yakiniku-daisuke.com/

 


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