大阪市北区西天満…京都在住で、この住所を聞いて、
ピンと来る人は、かなりの「司法ツウ」かもしれません。
大阪市の中核をなすこの近辺は、大阪市役所、日本銀行、
中央公会堂、中之島図書館が歩いてすぐという立地に加え、
大阪高等裁判所、大阪地方裁判所など、司法関係の庁舎や建物が
立ち並ぶ、まさに「関西の法曹関係」が集中する場所。
ビルの看板には「◎◎法律事務所」の文字が多い、そんな西天満の一角に、
この3月、新たに独立なさり、事務所を構えられた、
弁護士の西村・塚﨑さんのお二人にお話を伺ってきました
(インタビュー日時:2014年4月25日)
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インタビュアー:
ビルのエレベーターを降りてすぐ、
「西村・塚﨑法律事務所」の明るいブルーのボードが目に入ってきますね。
西村さん:
ええ、とってもいいでしょう。2人で話し合って、
事務所のイメージカラーを「青」で統一することにしたんですよ。
塚﨑さん:
新しい事務所の門出ですから、
青色に「クリーン、誠実、シャープさ」等の意味を託しました。
西村さん:
事務所開設にあたって、二人の長所が
それぞれ生きるようなカタチを考えてきました。
ボクの長所は、レスポンスや
事務処理能力の速さといったスピードです。
一方、彼は…
塚﨑さん:
ボクは、どちらかと言えば「じっくり、深く」物事に取り組んだり対処するほう。
だから、彼の特長である速度感と、相性がいいのでは、と思っています。
お互いに無いものを補いあっていける関係性です。
インタビュアー:
深謀熟慮型の塚﨑さんと、疾風迅雷型の西村さん
お二人の「コンビネーション」を象徴するかのような要素も、
事務所のデザインに取り入れられていたりするんでしょうか?
例えば…この一対になっている、窓など…
西村さん・塚﨑さん:
ワハハ!!
西村さん:
そう来るとはおもわなかった(笑)そこまで考えていなかったから驚きました!
これはね…コトスタイルの担当者・柴田さんの提案なんですよ。
事務所の空間を少しでも明るく、アクセントにもなるようにって。
塚﨑さん:
ボクも気に入っていますよ。この模様が入った、
型ガラスって言うんですかね、とっても雰囲気がありますし。
とくに、2つある打ち合わせ室のうち、
こちらのスペースには窓がないものですから。
ちょっと窓があるだけでも、ずいぶん感じが違うでしょう?
西村さん:
基本的に、ウチの事務所へ来られるご相談者さんは
「精神的に疲れ」「しんどい状況」に置かれていらっしゃいます。
だから…少しでもリラックスしていただきたいんです。
インタビュアー:
なるほど、それで「このソファ」なのですね
塚﨑さん:
はい。来所される方からも、よく「変わったデザインのソファですね」と
感想をいただいて…もちろん、いい意味に捉えていますがね(笑)
こんなふうに、ソファのデザインや柄1つで、ご相談者さんの気分を
明るくすることができれば、願った通りで、嬉しいです。
インタビュアー:
プランから、施工まで、ずっと順調に進まれたのでしょうか?
西村さん:
はい、順調すぎるくらいだったかも。とにかく、お任せ状態で、
信頼していましたから。あ、でも1つだけ「大きな変更」もありましたよ。
壁紙を押さえる「幅木(壁と床の取り合い部に設ける部材。
壁の保護と取り合い部の隙間ふさぎや見切材の役目となる)を、
最初、事務所のシンボルカラー、青色にしたのですが…
出来上がりを見て、どうもしっくりこない…。
塚﨑さん:
それをコトスタイルさんに伝えたところ、すぐ、通常の色合いの幅木に
張り替えてくださいました。ボクたちのわがままに、嫌な顔1つせず、
対応してくれるんだから…担当者さんには頭が下がります。
西村さん:
ココ、ボクたちの前も、弁護士事務所だったところなんです。
以前の方もセンスがよかった(笑)せいか、ほら、天井の仕上げなんか、
とってもいいでしょう。こうしたトコロはそのまま生かしてもらいました。
その結果、改装費用も、ほぼ、ボクたちの要望通りに収まったし、満足しています。
塚﨑さん:
施工以外でも、コトスタイルさんのセンスにお世話になった場面は多かったですよ。
この事務所のロゴマークもデザインしていただいたし、それにボクたちの名刺や、
お客様に配布する印刷物も、コトスタイルの女性担当者さんにお願いしたんです。
インタビュアー:
そうなんですね。
西村さん:
とにかく、ボクたち二人のリクエストにとことん答えてくれて、
親身になってくれたコトスタイルさんに、ほんとうに感謝していますよ。
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弁護士というご職業柄か、お人柄なのか、終始、真面目で誠実な
受け答えをなさっていたお二人の表情がふっと緩んだのが、
コトスタイルの担当者である女性デザイナー、柴田さんの話になった時。
「施工前、施工中、完成、受け渡し、その間すべてを通じて、
彼女に対して、言いにくい、話しにくいってコトは、全くなかったんだよね」(西村さん)
「若干、おとぼけというか…抜けているトコロもあったけれど、
そこも可愛いというか、彼女の魅力、愛嬌だよね」(塚﨑さん)
との、お二人の言葉から、担当者に、
とにかく全幅の信頼を置いていらしたご様子が伝わってきました。
法律という難解で複雑なお仕事に、日夜取り組まれているお二人、
今後はこの新しい事務所で、たくさんの悩めるご相談者さんを
助けていかれるのだなあと、感慨深く、大阪を後にしました。
西村さん、塚﨑さん、お忙しいところ取材に伺わせていただき、誠にありがとうございました。