京阪出町柳駅から徒歩3分ほどの一軒家に「spa&eyelash + CAFE SUItoFU」がオープンしました。
1階はカフェ、2階はアイラッシュサロンという少し変わったスタイルのお店を手がけるのは、オーナーの仁城了祐さん。美容師として独立を果たし、今回が2店舗目となります。
コトスタイルは1店舗目から物件紹介やリノベーション、ロゴマークの制作などを担当させていただきました。
1店舗目とは異なる業態でありつつも、これまでのお客様にも親しんでもらえるような統一感のある店舗にしたかったという仁城さん。お店づくりへの想いを、じっくりとお聞きしました。
前編・後編の2回に分けてご紹介します!
コトスタイルにお願いするのは2度目。
信頼関係がすでに出来上がっていました
――コトスタイルが仁城さんのお店づくりをお手伝いするのは、今回が2店舗目だとお聞きしました。どのようなきっかけでコトスタイルを知っていただいたのでしょうか?
仁城さん:
2020年に美容室「comeLe」を河原町二条にオープンした際に、コトスタイルさんとのご縁が始まりました。
京都市内で美容師として働いていた時、独立にあたって前職のお店のオーナーから不動産会社や工務店をいくつか紹介してもらったんです。その中の一つがコトスタイルでした。テナントの仲介から設計・施工、ロゴデザインやチラシ制作まで一括して手がけておられるのが魅力でしたね。
テナント仲介と設計施工を別々の会社にお願いすると「なぜこのテナントを選ぶのか」「なぜこのデザインがいいのか」「どんなお客様に来ていただきたいのか」といった想いを別々にお伝えすることになり、食い違いが生じる恐れがあります。全ておまかせできれば、整合性が取りやすくなるのではないかと考えました。
\comeLe/
ーー 1店舗目の「comeLe」をオープンするまでに印象に残っていることはありますか?
仁城さん:
初めての店だったので「あれもやりたい」「これもやりたい」と思いつくままに希望をお伝えしていたのですが、「この材質は汚れやすい場所には不向きなんです」といったふうに、出来ないことやムダな部分をハッキリ言ってくださったのが印象的でした。小さな物件で制約も多い中、美容室という業態や目指すお店の理想形を理解したうえで提案してくださいましたね。
オープンからしばらく経って改装もお願いしましたし、これまでのお付き合いの中で僕のこだわりや好みも把握してくれています。すでに信頼関係が出来上がっていたので、2店舗目をコトスタイルさんにおまかせするのは自然な流れでした。
――1店舗目のオープン後もお付き合いは続いていたのですね。2店舗目の物件は、どんな条件で探しておられたのでしょうか。
仁城さん:
アイラッシュサロンの出店を考えていたため、路地奥や2階にある物件を探していました。1店舗目から徒歩で行けるくらいの距離で、静かな場所がいいなと。候補の物件が見つかるたびにコトスタイルさんに見積りを出してもらったのですが、予算の都合で見送ったこともあり、1年半ほど物件探しが続きました。
――そうだったのですね。この場所はどのようにして見つけられたのですか?
仁城さん:
通りがかった時に偶然見つけました。1号店から自転車で10分ほどで、最寄り駅から歩いてすぐという立地の良さや、建物の雰囲気に惹かれましたね。家賃を確かめると一棟貸しで予算オーバーだったのですが、後に値下がりしたので「これは」と思い、コトスタイルさんに仲介を依頼しました。
――1階がカフェ、2階がアイラッシュサロンというのは当初の計画通りだったのでしょうか。
仁城さん:
いえ、1階をアイラッシュサロンの待合室にしようと考えていました。でも、この広さの物件を1棟丸ごと使えるのにそれはもったいない。せっかくなら独立前から「いつかやりたい」と考えていたカフェも同時に始めることにしたんです。この物件と出会ったことが、将来の構想を前倒しで実現するきっかけになりました。
――良い物件との出会いが、新たな事業展開を後押ししたのですね。
>後編では、リノベーションの様子を詳しく伺っていきます。