譲渡という選択肢。

テナントの解約を決める前に譲渡について考えてほしい。

今日は今まであまり考えたくないから

ブログでは控えていた、退去時のコトについて書きます。

コロナの影響でお店の売上も下がり

退去を考えるオーナー様もおられます。

 

政府の給付金は入ってきたが

一時的な救済であって、今までのような状況には戻りません。

特に、今まで外国人観光客をターゲットにしていたお店は

とても厳しい状況だと思います。

 

とはいえ、個人で経営されている方の多くが

急にやり方を変えることも出来ません。

とても残念だけど、一旦事業をストップして

新たな準備期間と考え退去を考える方もおられるでしょう。

 

テナントを退去する理由は様々だと思いますが

お金をかけて作ったお店が一瞬でなくなる瞬間であり

とても、とてもつらいコトです。

 

もし、退去を決めるのであれば

譲渡という選択肢も検討してほしいと思います。

せっかく愛情いっぱいで育ててきたお店。

カタチは変わるかもしれないけれど

想いをもった新たなオーナーへ譲ってみませんか?

 

当社では、これまで数店舗の譲渡に携わりました。

何か宣伝したわけではなく

悩み悩んだオーナーから、コトスタイルさんなら

なんとかしてくれるんじゃとお問い合わせを頂き。

少しずつ、譲渡の経験を積んで来ました。

 

譲渡の場合、多くのオーナー様は

家主さんだったり管理会社さんに相談されます。

多くの家主さんや管理会社さんは

新しい入居者さんがいるなら良いですよと

割と好意的に譲渡について了承していただけます。

 

退去してしまうと、また一から入居者さんを

探さないといけないので、

次の入居者さんが決まっているなら断る理由もありません。

それに、長く入居してくださった方の

紹介ということであれば、むしろ安心です。

 

とはいえ積極的に入居者さん探しを

手伝ってくれるという事ではありません。

相談相手が不動産屋さんであっても

新たに入居したいという方に情報は届きません。

 

このあたりは、不動産の仕組みが理由なのですが

詳しく書くと長くなっちゃうので割愛します。

そうこうしているうちに時間ばかりが経って

仕方なく退去せざるをえないというわけです。

 

しかし、当社の場合は普段より

お店を出したい出店希望の方と物件を探していますので

ご相談いただければ、わりとスムーズに

ご紹介につながるケースが多いと思います。

 

譲渡の場合は必然的に居抜物件にもなりますので

新しいオーナーにとってもとてもメリットがあります。

そのまま利用しないとしても厨房だけ使ったりと

本来かかるはずの工事費用をコストダウンする事ができます。

 

例えば、先日お問い合わせ頂いた譲渡のお店。

結果100万円の譲渡に成功しました。

退去日が迫っており、もう少しで

スケルトンにする100万円以上の解体工事をしなければならなかったので

大変喜んで頂くことができました。

 

また、入居された新オーナーは

出したかった立地の物件だったので

こちらも、大変喜んで頂くことができました。

 

このように双方喜んでいただけるのが譲渡です。

もちろん家主さまも家賃が途絶えるはありません。

不動産屋さんは、あらたな契約という事で

仲介手数料をしっかりうけとっておられました。

 

譲渡は関係者すべての人がハッピーになる

テナントの退去方法だと考えています。

だから、退去を決めてしまう前に

ぜひ、一度譲渡の相談をいただけると幸いです。

カテゴリー: ヒトリゴト, 不動産のコト   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です