前回はお金の主な借入先のお話でしたが、今回はより具体的にどうやって借り入れるのかを
少し覗いていきます!
事業内容からある程度のコストや工事予算、厨房機器、運転資金等の計算を行い、
あなたの事業に対してどれくらいの運転資金、必要不可欠な厨房機器や専門機器、物件の所得費用がかかるかをリストアップしましょう!
すると内装工事にいくらかけられるかがおおよその計算ができるはずです。
そこで「自己資金」をもとにいくらの借り入れができるかの審査が行われます。
自己資金はいわば現時点での信頼であり、どの程度、計画的に資金集めをされていたかがひと目で分かります。
■事業計画書を埋める
事業計画書のフォーマットを分かる範囲で埋めてみましょう!まずはそこからです!
フォーマットは日本政策金融公庫さんなどいくつか出されていますのでダウンロードしてみてください。
■自己資金はどれくらいあれば融資を受けられるの??
一般的には自己資金の約2倍が目安と言われています。
また住宅ローンがある場合でも融資を受けられます。住宅は担保として資産価値が認められるため決して受けられないということはありません。
■誰に相談したらいいの??
商工会議所の創業セミナーや最近では企業も開業支援や開業相談を定期的に実施されているところが増えてきています。取引業者や同じ開業を予定されている方の繋がりでできるかもしれませんね。
また民間の金融機関の場合、知り合いや紹介経由で担当者を紹介や相談窓口にて親身に相談にのってもらえると思います。
はじめは何をすればいいのかわかりませんよね。そんなときは直接聞きに行っちゃいましょう!その方が断然早いです!
パン屋さんをしたい!美容師として独立したい!など意気込みだけでOKです!
※日本政策金融公庫へ行かれる場合は、窓口にいく際には申込みをする段階になるので
それまでに必要書類を揃えておかなければなりません。
そして大事になってくるのが「なぜしたいのか」「お店の強みはなにか」「いくらあれば生活できるのか」などをまとめた自分だけの【事業計画書】です。
事業計画書はあなたの熱い思いを、詳しく相手に伝えることができる、最強のツールなのです!!
細かい費用がわからなくても相談へ行かれる際にはたたきとして作成しておくことがポイントです。
■面談をする
物件や、各見積書が揃ったら面談のアポイントをとりましょう!
ここで融資担当者へ事業のアピールができます!ここであなたにとって必要になってくるのがやはり「事業計画書」です。
あなたが考えられている開業の動機やセールスポイントをプレゼンしてや資金の使いみちをうまくプレゼンしましょう!
事業計画が認められると、融資決定の連絡があります。必要書類を提出してご希望の口座へ入金があります。
ただ「融資決定」と「実行のタイミング」は少しタイムラグがあるのですぐ入金はされません。
そしてここで注意しないといけないのが、「物件契約の初期費用」は自己資金で支払う必要があります!
融資実行の必要書類の中には物件の契約書が含まれているので、物件取得が先になります。
開業したいけど何をしたらいいのかわらない方の最初の行動は「事業計画書」の作成です! 事業計画書を作成しながら、物件探しや事業内容を固めていきましょう!
始めたいと思った動機を文字にして相手に伝えやすいあなただけの最強ツールを作成しましょう!