5,開業仲間を探しに行政のセミナーへ。事業計画を作るアドバイスを行ってくれる組織
11月12日のコラムでは「とりあえず内覧に行く。ということが有効なのか??開業に向けて」
という表題で物件探しに取り組むまでの計画づくりの大切さを掲載しておりました。
(https://kotostyle.co.jp/blog/archives/31418)
今回は、その計画づくりで大変重要な「事業計画書」について、お伝えして行きます。
「まず事業計画書って何なの!?」
「何となく知っているけど、実際に書くとなると何から手をつけていいのか分からない!」
という方にはそのサポートをしてくれる組織についてもご紹介して行きます。
◆事業計画書とはざっくりこういったもの。
ズバリ、自分のやりたいこと、その社会的需要や将来性を他人に伝えるためのものです。
銀行などで融資を利用する場合にも必ず必要になってくるのがこの事業計画書です。
また、物件探しの際に担当者に見せることで、より探している物件の形が明確になります。
さらに申し込みが殺到する物件で事業計画書の内容で大家さんが借主を選ぶ、なんてこともあります。
お金を借りるにも、物件を探すにも、開業に伴いまず取り掛かっておく必要があるのがこの事業計画書なのです!
事業計画書で必要な内容は、例えば以下のような項目です。
・開業者の経歴
・開業する業態
・事業のコンセプト
・ターゲット
・利益の見込み
・事業の強み
「こんな熱い思いがある!」と、話しているだけでは全てが相手には伝わりませんし、
自分自身でも方向性がぶれないよう、文字や図に起こしておく必要があります。
後々のことになりますが、コンセプトやお店の方向性が固まっていれば、
お店のデザインを考える上でもよりスムーズにイメージが固まるはずです!
今回挙げている内容の項目はあくまで例です。自分の事業を伝える上で、必要だと思うポイントをぜひ見つけてください!
「こうでなければいけない」というフォーマットはない世界ですので、
「つたえる」ことを第一に、自分が思い描いていることを表現していただくのがベストだと思います。
◆京都市で事業計画書作成のサポートをしてくれる組織のご紹介。
事業計画書がどんなものか分かったとしても、開業なのですから、初めての事業計画書です。
取り掛かろうと思ってもどうしていいのか分からない、という方が多いかと思います。
ひとまず自分で作れるところまで作ったら、他者に見てもらう必要が必ずあります。
自分では気づけないツッコミどころ、もっと掘り深めることでより良い内容になるポイントが見つかる可能性があります。
自信がない方も、アドバイスをくれる組織がありますので、ぜひ利用されることをお勧めします。
【スタサポ】
京都商工会議所が運営する京都市内での創業を支援する組織です。
創業のスタート段階に必要な知識や情報を教えてくれるセミナーも開催しています。
【公益財団法人 京都産業21】
中小企業の販路開拓や、創業の支援を行なっている組織です。
【産創館(大阪)】
大阪になりますが、新規事業・独立開業など、自分の創業にあった形でアドバイスをしてくれます。
講義スタイルや個人面談など、自分に合ったサポート体制を選べます。
【開業セミナーへの参加もおすすめ!】
開業者に向けたセミナーも、近年増えており、同じ開業を志す人同士の交流・情報交換の場にもなっています。
行政が開業者を後押ししている今、無料で参加できるセミナーが数多く存在します。
京都府のホームページで「開業」で検索すると、行政が行っているセミナーがたくさんあります!
・京都中小企業事業継続・創設支援センター
コトスタイルでも、開業までの物件探しや融資、工事にまつわる一連の流れをお伝えする 「開業セミナー」を定期的に開催しています。
今悩んでいる事や、誰に聞いたらいいのか分からない事があって、もやもやしている方は、ぜひ一度こうしたセミナーに足を運んでみてください!
前回からしつこくお伝えしてきましたこの事業計画書について、開業時にはぜひ初めに取り掛かっていただければと思います。
次回のコラムでは、資金調達にまつわるお話をしていきます!