開業の経験がないからこそ知るべき失敗の数々。
飲食店や美容室に勤める方の多くは独立開業といった
目標をお持ちの方もたくさんおられると思います。
そして、実務的な経験を重ねて、いざ開業へと挑まれるのですが
その多くの方が、はじめての開業の為に、知らなかった
という事が理由で失敗される方も少なくありません。
その結果、また一から事業資金を集めたり、無理な状況で
開業を余儀なくされ、廃業に至る方もおられます。
そこで、そのような失敗を防ぐ為にも、いくつかの
失敗事例をご紹介したいと思います。
ケース1.賃貸借契約後に、まさかの融資失敗
開業準備の中でも、非常に重要度が高いのが物件探しです。
良い立地の物件などは探している方も多い為、
中には早いもの勝ちというものがあります。
しかし、開業者の多くは融資を行って開業するという方が多く
物件の契約を行う為に1~2ヶ月ほどの時間を要します。
しかし、同様に物件を探している方の中には
すでに事業をされている方も多く、すでに金融機関との
取引があったり、キャッシュで資金をお持ちの方もおられます。
すると、いくら良い物件であっても、こちらが
決断を行う前に、そのような方に先をこされてしまいます。
そこで、ついついやってしまうのが、
融資がおりるだろうという見込で賃貸借契約を
行ってしまうという訳です。
しかし、賃貸借契約後に融資の審査が通らない事もあり
その結果、借りたお店で事業を行う資金を準備できないという
方も、実際におられ、その結果、解約の手続きを行い
100万円以上もの損失を出したり
お店の改装にお金をかけられず、無理やりオープン
といった状況になってしまうという事なんです。
ケース2.気に入っていた物件が決まってしまう
ケース1ほど軽い失敗ですが、非常に多くの方が
経験されている失敗事例にあたるのですが、
長い時間物件を探してきた中で、ようやく見つかったけれども
それを違う人に奪われていまうといったものです。
紹介時には空いていたけれど、少し時間をかけて
考えた結果、申込みをしようとした時に
すでに決まってしまったというケースが非常に多くあります。
散々悩んだ結果の決断にも関わらず申込み出来ない
というのは、精神的なショックは大きいものです。
ケース3.空家賃と共に開業費の圧縮
さいごにご紹介する失敗事例が空家賃の問題です。
大きな決断の末に物件の申込みを行ったのちには
その物件で改装工事を進めなければいけません。
しかし、中には物件に目が行き過ぎたせいで
工事に関する準備をされていない方もおられます。
その結果、予算が合わなかったり、設備の容量が足りない等
気付かなかった諸問題が発生して本格的な
工事に取り掛かれないというケースが稀にあります。
すると、空家賃が発生するというわけなんです。
その結果、当初想定していた工事費用から家賃を支払わ
なければならずに、予算が減ってしまい
思っていた、お店に至らないという結果になってしまいます。
問題に共通するのは「計画性」
これらの問題にすべて共通するのが計画性だと考えます。
融資が決まっていないのに賃貸借契約を行ってしまうのは
計画的に開業準備を進めていないのが問題です。
気に入った物件が他人に流れてしまうのも
物件を見た時に決断できる程、計画をしていないから
決断できる材料がそろっていないと考えられます。
空家賃の問題についても、物件の契約時に
工事内容まで全て決まっていれば
何も問題なくスムーズにオープンを迎える事ができます。
これも、計画性が重要という訳です。
計画的な開業をする為に知ってほしい。
たくさんの失敗事例の一部をご紹介しましたが
これらは計画によって解決できるとわかりました。
では、どうすれば計画的な開業ができるのか
これは、しっかりと学ぶしかありません。
開業本を読んだり、セミナーに参加するなど
断片的な情報でも、出来る限り収集する事で
開業のイメージを描くというのがおススメです。
こんな失敗には、こういう対応を心がけておこう
といった感じで、準備をすることで、
かなりの確立で失敗を防ぐことができると思います。
是非、失敗をなくして成功するお店作りが
できるように、情報収集を欠かさないでください。
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